30. 支配するもの ページ33
足が重たい、上手く動かない。
息がだんだんと荒くなる。
目の前が霞む。
―――――しっかりしてっ！！
自分に喝を入れつつ、足を踏ん張り、手に力を入れる。
頬には真っ赤な液体が伝っている。
シャチが私に拳を突き出した時に切れてしまったものだ。
痛い、当たり前か。
涙がこぼれそうになるがここで泣いたら負けだ。弱いところを見せるな。
正直、能力が使えないとかかなり厳しい。
だって元々ははたただの女子中学生だったんだから・・・。
そのなのにここまで持ちこたえたのだから褒めてほしいくらいだ。
今、私とアミカは背中合わせになっている。要するに背中を預けあった状態。
アミカの吐息もかなり荒いものになっている。
傷だらけになった、アミカの腕が見えた。
・・・私たちじゃ絶対に敵わない。
どうして・・・こんなことになったんだっけ・・・・・・。
もういっそ、このままクルーになってしまおうか。
その方が、楽なんじゃないか。
―――――絶望と諦めに支配されそうになった、その時。
「なんで・・・っぐああああああああああああああああ！！」
あれはここのクルーの声だ。おかしい、さっきの海賊たちには完勝してたはずなのに。
また新たな敵が？でもそっちに構ってる余裕なんてない。
大きく身体が揺れる。崩れそうになった少女二人を支える腕があった。
「大丈夫か。」
・・・どうして、どうしてここに居るの？
・
・
・
・
っ、お父さん・・・！
―――――大きく、それでいて温かい希望の光が見えた。
31. 強力な助っ人→←29. 平和だった生活の中じゃ考えられない
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銀河狐＠低浮上(プロフ) - ゆめさん» コメありがとうございます！では便乗して・・・ドフラミンゴォォォォォォォォォォォォ！何でこんなとこにいんのーーー！！！ (2017年7月8日 21時) (
レス) id: 4bcb1cdd6c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ３４話 せーーーの！ドフラミンゴォォォォォォォォォォォォ！何でこんなとこにいんのーーー！ありがとうございます。← (2017年7月8日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
sakurakinchan(プロフ) - イケメンの神谷ボイスなんて聞いたら死んじゃうよ…よく耐えたね (2017年3月24日 18時) (レス) id: f19397fc07 (このIDを非表示/違反報告)
sakurakinchan(プロフ) - アミカ全員サボだね！？ランキングつけるまでもないね！？w (2017年3月24日 18時) (レス) id: f19397fc07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ご愛読ありがとうございました。 | 作成日時：2017年2月19日 3時
