29. 平和だった生活の中じゃ考えられない ページ32
ローとペンギンに集中していた私たちは、後ろから近づいてくる男に気が付けなかった。
「悪ぃ！手荒だけど我慢してくれよ！」
急に手首に負荷がかかる。
重っ！なんじゃこりゃ！
あれ・・・これもしかして・・・・・・海楼石・・・っ！？
アミカが鼓膜が破れそうなほどの大声で叫ぶ。
アミカ「シャチの馬鹿ああああああ！ホント超嫌いだわお前ええええ！！アホ！ＫY！海王類に喰われてしまえ！！そして消化されて((シャ「それ以上言うなあああああああああああああ！！；」
シャチだったんだ・・・。まぁ私達相手には普通に歩いてきたら足音でバレるってのが分かるのはロー、シャチ、ベポくらいだしね。
部屋で作戦ノート開いてた時に来られたら急いで隠してるし、きっとその音でバレていることも分かったのだろう。
ふにゃり、力が抜けた。でも思ったよりは軽い。
―――――――――海楼石の力を弱める能力、とか？
海楼石の手錠だから能力を使うことは不可能、でも走ることと刀を握ることくらいならできる。
普通に切りかかっても避けられるし、私の力じゃかなり威力が弱い。
でも、斬撃はお父さん直伝。といっても軽く教わっただけだから100％中で言ったら半分の50％も出せないだろうけど、それでも強いと思う。
アミカも、見よう見まねでやってできてしまった人間だし、大丈夫だろう。
ただ、普段片手で行うものを、両手で上手くできるかだな・・・。
・
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一か八か、当たって砕けろ！また再生すればいい！！
アミカも私の考えが分かったらしく、刀を握った。
貴/アミカ『「どおおおりゃああああああぁぁっ！！！」』
今までやった中でも一番大きな斬撃が飛ぶ。
ローは、問題ないというように笑った。
ロ「"room"」
代わりにコツンと小石が落ちる。ローならそう来ると思った。だから、飛び掛かった。
私達だって馬鹿の一つ覚えじゃない！
あの斬撃はただのフェイントだ。その斬撃の陰に隠れて、奇襲をかける。
目を見開いたのはシャチ、顔を歪ませたのはロー、こちらに逆に攻撃をしたのはペンギン。
ペンギンの角度では見えてたってことか・・・。
宴の時、ペンギンは自分の得意分野は刀と銃だと言った。
なのに体術を仕掛ける辺り、殺す気はないのだろう。
だからといって手加減している訳ではなさそうだ・・・っ。
シャチのことは知らないけど、体術に隙がないのが分かる。
拳が当たった場所が痛い。鬼哭がかすった場所からは血が流れる。
これが本当の戦闘か、なんて考える暇も与えないほどの激しい攻撃を受けた。
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銀河狐＠低浮上(プロフ) - ゆめさん» コメありがとうございます！では便乗して・・・ドフラミンゴォォォォォォォォォォォォ！何でこんなとこにいんのーーー！！！ (2017年7月8日 21時) (
レス) id: 4bcb1cdd6c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ３４話 せーーーの！ドフラミンゴォォォォォォォォォォォォ！何でこんなとこにいんのーーー！ありがとうございます。← (2017年7月8日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
sakurakinchan(プロフ) - イケメンの神谷ボイスなんて聞いたら死んじゃうよ…よく耐えたね (2017年3月24日 18時) (レス) id: f19397fc07 (このIDを非表示/違反報告)
sakurakinchan(プロフ) - アミカ全員サボだね！？ランキングつけるまでもないね！？w (2017年3月24日 18時) (レス) id: f19397fc07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ご愛読ありがとうございました。 | 作成日時：2017年2月19日 3時
