検索窓
今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:16,235 hit

知識ヲ ページ5

「よーふく?」

「そう、君の喰べた人の記憶にあるんじゃないかな。探してみなよ」


カミュの記憶。
ユキノ達とヒトビトの世界に行って、買った布を縫い合わせたやつ。



「別に来てもいいけどさ〜…着方分からないんだけど〜…」

「それなら大丈夫、着るのは一瞬だし!まぁ、毛布だけでもいいんだけどね」

「じゃあ毛布がいい(即答」

「……………。」





クロウツは少し考えた後、自分の首元で金具を使って毛布を留めた。





「…これでいい、かな……いやでも他の悪魔が来たらどうやって言い訳しよう…」

「くろーつ、へんたい?」

「そうそう変態……って違う!」

「だってぶつぶつ言ってる」

「ブツブツ言ってるからって、誰しも変態って訳じゃ…ないんだよ…?」


そうなのか、初めて知った。
色々知らないことばかりだった。


「はぁ……どうしよう、えっとね、何から話そうかな…
君は、悪魔達が操る影を、僕が生け簀に入れて食事を与えていたら、偶然が重なって出来たモノ。多分、悪魔と呼んでいいと思う」

頭を抱えながらクロウツが柵をすり抜けて、中に入ってきた。


「あぁぁぁ…どうしよう……
僕はもう何百年も引きこもってて、知ってる悪魔は少ないし………この食欲だし、物質界に送ったら全部無くなりそうだし…

……あ…そうか、そうすれば…」


クロウツがずっとブツブツ言っているので、試しに柵を喰べようと齧ってみている。
固くて喰べられそうにない。

「空!!」

「ん?ふぁに?」

「あ、えっと……とりあえず、柵は齧っちゃダメ!!!」

「そーじゃなくて、他に何かあるんでしょ」

「え?…………あっそうだ!」


どうやら、一瞬にして忘れたらしい。
年寄りらしいから、仕方が無いのだろう。



「これから、君に悪魔について勉強してもらうことにするよ!
それで、とある場所に行ってやってもらいたいことがあるんだ!」



「え、やだ」

試ミ→←外



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:スカアトリー , 悪魔 , オリジナル   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

『 夜風 』(プロフ) - 梓裄乃さん» 照れる!!!((( (2016年2月7日 21時) (レス) id: d950e831b1 (このIDを非表示/違反報告)
梓裄乃 - 『 夜風 』さん» イケメンでふ…( イケメンなのでふ…! (2016年2月7日 21時) (レス) id: d21d4cb30a (このIDを非表示/違反報告)
『 夜風 』(プロフ) - 梓裄乃さん» イケメンじゃないよう() (2016年2月7日 21時) (レス) id: d16a6852eb (このIDを非表示/違反報告)
梓裄乃 - 『 夜風 』さん» 京さん…!(トゥンク 京さんがイケメンすぎて…!辛い…! (2016年2月7日 21時) (レス) id: d21d4cb30a (このIDを非表示/違反報告)
『 夜風 』(プロフ) - 梓裄乃さん» 見間違いじゃないぜ? (2016年2月7日 20時) (レス) id: d16a6852eb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:化け狐 | 作成日時:2015年5月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。