重い愛…【羽宮一虎】2

69話 ページ22

数分後…


「寝てたー。。A起きてたんだ」

一虎が目を覚ます。


「うんっちょっと前からね」


重い腰を上げ、服を着ていると…



ギュ



一虎に後ろから抱きしめられる。

「好きだよ…」


なぜだかその言葉が切なく聞こえた。


「ありがとう、私も好きだよ」


「知ってる！」

一虎はニカッと笑った。



再び割れ物を扱っているように
優しく抱きしめられる。




「私…そろそろ帰るねっ」


「送るよ」


「…ありがとう」


一虎に送っておらうことになった。


「ん。」

いつもどおり手を伸ばしてくる。


「っ！うん」


ギュ


二人で並んで歩き出す。



一虎が口を開く。

「腰、大丈夫？」

一虎は少し心配そうな目で見てくる。


「だ、大丈夫だよっ」
(まだ少し重いけど)


「ならいいんだけど…」




繋がれた手の力が少し強くなる。

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