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そっと力を緩めて解放してくれた
坂田「ふぅ。お前が思っているより、
男の力は強いねん。電車で痴漢にあったばっかなんやから心配やねん。それに足出したら危ないで。
Aは可愛いんやから。」
頭がふわふわして頭があまり動かない
はぁっ…はぁっ…
今の内容は…
うん?不審者に気をつけろと言うことか?
あれ?
カワイイトハ?ワタシガカワイイ?
顔に熱が帯びるのがわかる
「ふ、ふ不審者に気をつけてってことだよね。
ありがとう。
でも、私は可愛いくないよ?
不審者に気をつけて行ってくるね!」
踵を返して、早歩きでコンビニに向かった
とりあえず逃げよう
優しいから心配してくれたんだろうけど…
やり方があるやろ!!
恥ずかしいねん!!
手が握られた
うん?
握られた?
不審者?
「いやぁぁぁ、えっ?」
坂田「俺や。叫ぶなって。
俺もコンビニで買いたいものがあんねん。ついてく」
坂田かよ。ビックリさせるなや!!
「じゃ…じゃあ、行こうか」
離れようと思ったのに…
いつも通り喋れへんねん
なんでやろ?
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その後の記憶が曖昧だ
気づいたらマンションに戻って来ていて
「バイバイ」
坂田「おう。夜の買い物は気をつけてな。
心配やから行く時は俺に連絡しろよ。」
「うん。ありがとう」
坂田と会話をしていると恥ずかしさが
込み上げてくるので、早々と家に帰って来た
今まさに玄関の扉を開けてドアが閉まった瞬間、
恥ずかしさが押し寄せてきたため
しゃがんで頬を手で抑えている
何なのアレ!!
自分が動揺しているのは買ってきた物を
見れば、一目瞭然である
好きでもないメーカーの飲んだこともない
お酒類ばかりで、いつもは2本しか買わないのに
4本も買ってきている
それなのに、おつまみは一つも買ってない
何やってるんだ私は…
よし!お酒飲も!
二日酔いという明日の仕事への心配よりも、
今の羞恥心の方が勝ってしまった
買ってきたお酒を片っ端から飲んで、
飲みながら寝た
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ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみにまってます!(´;ω;`) (1月26日 18時) (レス) @page42 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:織 | 作成日時:2021年7月28日 22時