そっけない幼なじみ[skt]

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並べ終えて
坂田「今日って、なんか特別な日なの？」

並べられた料理を見ると、
ラザニア・ミネストローネ・ちらし寿司・ほうれん草と胡麻の和物
という和と洋が混在していてなんとも言えない


簡単に作れるもので作ったからだろうけど…

量も多い気がする…

ツッコまれてもしょうがないわ

「特別な日ではないよ。
私が作りたいものを作っただけだし」


料理の腕を上げようとしたこと

坂田が海鮮系好きだった気がしたから、
作ってみたこと

坂田のお礼のためにしたということ

本人に言うのが恥ずかしいから言いたない


でも、言ってることはあってるし…



「味は大丈夫だから、食べて」

坂田「そうやな、いただきます」

「どうぞ。いただきます」


坂田の舌に合うかな

大丈夫かな

坂田「クスッ。
そんなジッと見んくてもええやろ。
美味しいで。めっちゃ美味しい」

満面の笑みで応えるなや

味を何回も整えたかいがあったわ

「美味しいなら、良かったわ」

ホッとしたせいなのか、
自然と笑顔になってしまう

嬉しいな



坂田「ちらし寿司にちゃんと海老とか、
いくらとか入っとるやん。
俺の好きなもの覚えててくれたん？」

「幼なじみやしな。覚えてないわけないやろ」

恥ずかしいから言いたくなかったのに！

もう…坂田のバカ…



坂田によって、そこに置いてあるご飯は
全部片付けられた

坂田ってお腹に何か飼ってるのか？


坂田「お腹いっぱいやわ…」

「平日は仕事だから来れんけど、
土日やったら作りに来れるで」

坂田「土日は、頼むわ」

「今日は、しっかり寝だほうがええよ。」

坂田「えっ？なんで？」

「さっき顔が赤かったし」

坂田「あぁ……、ありがとうな。
じゃあ、帰るわ」

「うん。」

坂田は、そそくさと帰っていった

大丈夫かな？

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