【弱虫ペダル】この気持ちに名をつけるならそれは「恋」【巻島 祐介】

恋 24 ページ30

「わっはっは！！
巻ちゃん行くぞ！今回も俺が山頂をとる！」



「クハッ！
山頂をとるのは俺ショ！

小野田ぁ！」


「はい！巻島さん！」


「真波！」



「はーい！」



それぞれ3年を1年生が引いていく。

真波は経験者であり、このコースを知り尽くしているのか、道の最短を行く。



裏腹に小野田は不器用ながらも一生懸命登っていた。


・



「さっきの記録出ましたよ」



監督にスプリンター勝負の結果を告げる。


「1着 新開隼人
2着 田所迅
3着 泉田塔一郎
4着 鳴子章吉


結構速かったですから、私も3.4着は見分けがつきませんでした。


しかし、総北の鳴子君。
彼凄いですね」




「だって、彼、関西ジュニアじゃ負けなしのスプリンターって噂あるからね……」


「そうですか……強いんですね。

“今年の総北は…”



……しかも、あの小野田君…
真波について行ってる………」





速いにもほどがある。
それに、あんなハイケイデンス見たことない。




どれだけ回すんだ……彼は…

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