158.＊真波 ページ38
電気を落とした後、真っ暗闇の中ベッドへと進む。
誰も寝てないベッドは少し冷たくて暑い夏の夜にしては少し肌寒かった。
目を瞑れば視覚が無い代わりに聴覚が研ぎ澄まされているような気分。
先輩の寝息が聞こえてくる。
俺の心の中にはまだぽっかりと穴は空いていて俺の心臓は有るようで無いようで。
抉り取られた気分。
苦しくて苦しくて、喉が乾ききっていて、鼻の奥がツンっとしていて、心がイタイ。
どんどんと枕は湿っていく。
こんな日ばかりやけに静かだ。いつもなら、蝉がないているのに。
でも、もう終わり。
先輩とはさようなら。
俺の恋心ともさようなら。
これで、心の重み一つとれたから明日は今日より速く走れるのかな。
明日になったら笑顔で……
このインターハイが終わって先輩が元気になったら……
先輩、約束しましたよね？
インターハイ終わったら皆で何処かへ行こうって。
終わりにしよう。これ以上は自分が悲しくなるだけだ。
もう、俺は“泣かない”
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息吹店長(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ずっと読んでいてくれたんですか！光栄の極みです。えーと、更新日は木曜日、土曜日になっています。また、詳しいことは私のマイページ？でご覧ください。 (2014年12月9日 23時) (
レス) id: 7144f0ff4f (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - ずっと読んでました！更新日はありますか？頑張って下さい (2014年12月9日 22時) (レス) id: 081fbad847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間不信 | 作成日時：2014年11月30日 17時
