156.＊御堂筋 ページ36
旅館から抜け出して、あの総北メガネの坂道ィと競争してからその先の公園へとやってきた。
あたりは誰もいなくて、ここなら……と
てか、なんで来ないなところにきたんやろボク。
あの、メガネのせいか？
変な気持ちにかられる。
すると、そこへ女の子が1人。こんな時間にこんな暗い公園なんかきて……と思ったがボクに用があったらしい。
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話を聞けば彼女は箱学のマネージャーだという。
リンター君のことも話に出したが、ん？と顔をしていたのでカノジョではなかったんだろうか。
「全てって、命も捨てたんですか…？」
その瞬間に、身体がピクリと反応をした。
命……
なんや、この女。と言ってやろうとしたが、彼女の顔がボクの見ている鏡に映っていてなにやら深刻そうな顔をしていた。
すると、彼女はこの世からいなくなると言った。
嘘では無いようで、その顔は昔の母親と重なった。
あんなにも元気だった。
けれど………よくよく思い出せば母親も時たまこんな顔をしていた。
それからは、声をかけていいのかすら分からなくなって口をつぐんだ。
この子がいなくなったら、箱学もボクゥみたいな思いをするんやろか………
そんなことを考えたら彼女には死んで欲しくないと思った。
箱学が好きなわけじゃないが、人が死ぬのはもう見たくない。
それに、もうボクゥは彼女と話した時点で知り合い、顔見知りに分類に入る。
来年、彼女がいなかった時もしかしたらボクはまた知り合いが死んだことになるしな。
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息吹店長(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ずっと読んでいてくれたんですか！光栄の極みです。えーと、更新日は木曜日、土曜日になっています。また、詳しいことは私のマイページ？でご覧ください。 (2014年12月9日 23時) (
レス) id: 7144f0ff4f (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - ずっと読んでました！更新日はありますか？頑張って下さい (2014年12月9日 22時) (レス) id: 081fbad847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間不信 | 作成日時：2014年11月30日 17時
