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自販機にいってみたが、スポドリは全て売り切れ。流石に今日は暑いし当たり前なのかもしれない。
どうしようかと辺りを見渡せばゴールには白旗を持った審判がスタンバイしており、もう終わりか……なんてぼーっと黄色いアーチ状のゴールを眺めていた。
そしたら、なぜか足が勝手に動きいつの間にかゴールの横の柵に両手をついてゴールする人達を一心不乱に見つめていた。
もし、この審判が白旗をあげた後にゴールするチームが箱学なら………
私はチームになんて声をかけられるだろうか……
もし、明日箱学が優勝できなかったら私はなんて声を掛けるだろう……なんて声をかけられるだろう………
『その前に声自体かけられるのだろうか……』
一日中、太陽に照らされてほんのり暖かい柵をぎゅっと握りしめた。
そして、審判が腕時計をちらりとみてから白旗を上げる瞬間、さっきよりも強く強く柵を握りしめてついでにこれでもかというほど瞼を強く閉じる。
一瞬の沈黙の後聞こえてくるのは、数cmゴールに届くことのなかった選手達の苦しみの叫び声。
この制度は去年、インターハイに出場出来なかった3年生から聞いた話だった。
その先輩は、遠くを見つめていて目に涙を浮かべていた。3年間やってきた自転車でインターハイという大舞台に出て行けなかった………その苦しみが目の前の選手に重なったのだろう。
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息吹店長(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ずっと読んでいてくれたんですか！光栄の極みです。えーと、更新日は木曜日、土曜日になっています。また、詳しいことは私のマイページ？でご覧ください。 (2014年12月9日 23時) (
レス) id: 7144f0ff4f (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - ずっと読んでました！更新日はありますか？頑張って下さい (2014年12月9日 22時) (レス) id: 081fbad847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間不信 | 作成日時：2014年11月30日 17時
