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息が切れる。走ったのはいつぶりだっけ……
走るってこんなにも素晴らしい………
心臓の心配なんかしてられない。
時間がない…時間がない……っ！
すぅと夏の香りに混じった汗とオイルの匂いを一緒に嗅ぐように大きく息を吸い込んで一呼吸落ち着かせてから箱学にも他にも響き渡るような声で叫ぶ。
「箱学が王者じゃなかったとしても！！
私はっ！箱学が大好きだからぁあ！！
プレッシャーなんて背追い込まずに、頑張ってきて！！
箱学ファイトッッ！！！」
私は、大空に拳をグッと突き上げた。
周りからはなんだなんだと、余興か？なんて声が上がるけどそんな声も聞こえない。
箱学メンバーはこちらを見て、どうしたらいいのかわからずにいたけど、新開先輩が打つ真似をした途端に分かったようで東堂先輩はいつも通り指差すやつ。
荒北先輩はべぇとしたを出して下瞼を指で降ろした。
泉田君は握りしめた拳を私の方に突き出した。
福富先輩はシンプルにうなづくだけ。真波君はあざとく手を小さく振った。
監督のいった通りだ。箱学だってただの高校生だ。
全員のスタートを見届けてから私は車へと向かった。
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息吹店長(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ずっと読んでいてくれたんですか！光栄の極みです。えーと、更新日は木曜日、土曜日になっています。また、詳しいことは私のマイページ？でご覧ください。 (2014年12月9日 23時) (
レス) id: 7144f0ff4f (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - ずっと読んでました！更新日はありますか？頑張って下さい (2014年12月9日 22時) (レス) id: 081fbad847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間不信 | 作成日時：2014年11月30日 17時
