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5.明日の予定 ページ5
その日は、あれやこれやと四年分の時を埋めるかのように喋りまくった。
「そういえば。俺が新開の家行った時Aなんでいたんだ?
もしかして、隼人と付き合ってるとか?
お兄ちゃんは応援するぞ」
「そんなんじゃないから。
私には違う彼氏いますー」
え、ウソだぁ!誰だそいつは俺が締める!と先程とは打って変わって答えを変えてきた兄に呆れつつもそんな兄が大好きなのだと実感する。
「おっ、楽しそうだな。
俺も入りたいがそろそろ眠くなってきたからな。
お前らも早く寝ろよ」
不意に父が乱入してきては、少しアルコールの匂いを残して去って行った。
「じゃ、俺らも寝るか。
おやすみ」
「おやすみ」
兄の部屋から出て合い向かいの自室へと入る。
スケジュール帳を開いて明日の予定を確認。
明日は何もないのでゆっくりできる。
そう思った矢先メールの着信音が響く。
着信履歴を除いたところで私の明日の予定は埋まった。
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作者名:人間不信 | 作成日時:2015年3月12日 0時