【弱虫ペダル】走思走愛〜強き君達に翼を授ける〜2

62. ページ31

「な、なんですか？」

新開「いやぁ、どうしたのかなぁって」

「いや、別になんでもないですよ？新開先輩着替えるの早いですね……」

新開「そうか？シャワーが1番で使えたからってだけだよ」

そういうことか。この部活は人数がいるくせにシャワーは3台ぐらいしかないため、朝練で授業に遅れそうな時はデオドラントで我慢しなくてはならない。
そういえば、女子更衣室のシャワーいつの間にか直ってたな。

「そういうことですか…じゃあ、私も着替えて来ます」

ストップウォッチを元の場所に戻し、私は1人女子更衣室へと向かうのであった。


・

私が制服を来て戻って来ても最初の新開先輩、荒北先輩、黒田君、泉田君と数人しかいなかった。
もう、挨拶はしたから帰っていいのだが4人はあと、東堂先輩と福富先輩、葦木場君を待っているのだろう。

まぁ、私もそのメンバーでいつも途中まで歩いている。私以外皆寮生活。疲れた日なんかは家に帰るのにも一苦労である。


荒北「あいつはまだかヨォ！」

新開「しょうがない、尽八だからな」

東堂先輩はいつも遅い。それは……察してください。

63.→←61.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す