お前らまじで目覚ませや【鬼滅の刃】

# ページ39

Aside



有「....水柱、岩柱。
私らは席を外したほうがいいようだ。」ｽｯ

冨「あぁ」ｽｯ

悲「承知した....」ｽｯ


そして、冨岡さんと悲鳴嶼さん、そして有銘さんは出ていった

『....で、話って？』

紅「....？？」

真「....実は、鬼に足首を切られていたみたいなの。」

『あし、くび....？
ｯてまさか....！！』

真「そう、踵骨腱を切られていたらしいの」

紅「、え....？」




踵骨腱とは、

人体の中で最も強く最大の腱なのだ。


だが、切られてしまえばそれで終わり。




歩けなくなるらしい




『ｯだっ、て....お母さん、そんなこと、
一言も.....！！！』ﾂｰｯ

真「ごめんね、言ってなかったの」

紅「うそ、だよね....真理さん....？？」ﾎﾟﾛｯ

真「....裕也さんも亡くなって、私はもう歩けない.....
夢香ちゃんもいなくなった。
貴方達は.....
どうする？」

紅『！！....』




どうする、か....




真『"鬼殺隊に入る"』

『！！！』

真「きっとそう言うと思っていたわ。」

『.....私は、もう二度と大切な人を失いたくない。
自分の手で、守れるようになりたい。』ﾂｰｯ

紅「....じゃあ、私はAを止められるようになりたいなぁ」

『止められるってなんだよ！』

紅・真「ふふっ」

真「...胡蝶さんがね、
しばらくここにおいてくれるらしいの。
だから、何かあった時、私のところへきなさい。






私は、二人のお母さんだから。」

紅『ｯ！！！
う"ん....！！』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


それから、有銘さんに話を聞き、
今日はここに泊まらしてくれるとのこと。


『きれー....』


何かもやもやして眠れなかった"俺"は、縁側で月を眺めていた。




『.....俺は、もう何も失いたくない。』ﾊﾞｻｯ


伸ばしていた髪を、ばっさりと切った。


『.....』



"裕「だいぶ伸びたな〜....綺麗な菫色だ！
俺と同じ、だな！」ﾆｯ"


"夢「....私はこの髪型が一番いいと思うなぁ〜....
だから、似合わないとか言わないの！」ﾆｺｯ"



『お父さん....夢香....』ﾎﾟﾛｯ

『ｯうぅ....』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


止まれ、止まれと自分に言い聞かせても、

涙は止まってくれない。


紅「....A」

『れ、んか....？』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

紅「はぁぁぁ....泣いてると思ってきてみたら、
ボロ泣きじゃん」ﾊｯ


そう笑い、腕を開く。


紅「今日だけは泣いたら？」

『ｯ....うｯふぅｯ....うぁぁぁぁあ....！！！』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ


その日は、俺が初めて泣いた日だった。

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