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宮侑side
侑「ここまで来れば、大丈夫やろ」
ヤトキの方を振り返れば、
そんなに息が上がってるようにも見えない。
なんか、腹立つなぁ。
『…それで、話って何なん?』
サクッと本題に入り始める辺り、
俺との話を早く終わらせたいようにも見受けられる。
一歩 近づけば、一歩 遠ざかる。
警戒心の強い猫のような姿勢は
俺の“何か”をくすぐる。
侑「何で、逃げるん?」
『…別に、逃げとらんよ』
決して、目を合わせようとはしない
慌てた様子に俺は、舌舐めずりをした。
…コイツ、想像以上におもろいやん。
女子の前で見せてたヤトキと、
目の前にいるヤトキは
全くの別人に見える。
もしかして、このヤトキは俺しか知らないんじゃ…
というような可能性に期待すらしてしまう始末。
『チャイム、もう直ぐ鳴るで…』
侑「そやなぁ」
一向に話を進めない俺に焦り始めるヤトキ。
『っ、なぁ!ええ加減に_____』
侑「ん?」
耐えきれずに啖呵をきったヤトキを
一瞬で黙らす。
こんな、おもろい奴、何で気づかんかったんやろか。
侑「もし、またバレー見に来るんやったら
女子、撒いてから一人で見にきぃや」
そう言えば、ヤトキは目をパチクリとした。
『見に行って、ええの…?』
侑「おん」
『…もう、見に来るなって言われるんかと思った…』
……確かに、北さんに言われた事はそれで
合ってるし、俺もさっきまではそう言うつもりだった。
だけど、気が変わった。
喧しい女がおらんかったら、
北さんも許してくれると思うし
それに______
『ありがとな、…宮くん』
______コイツに俄然、興味が湧いた。
____________
_______
__
侑「フン、フ〜ンフフン、フ〜〜ン♪」
治「……何で、そんな上機嫌なんやねん」
引いた目で見られるけど、
そんなのも今はどうだっていい。
治「あ、それに、この限定アイスどうしたんや!」
侑「サムにやるわ、感謝の意を込めて」
治「はぁ?わけわからんって。キモいで」
ほんま、これからが楽しみすぎてしゃーないわ!
______ちなみに、プリンは食べなかった。
優しい俺に感謝しぃや、サム。
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たかな。 - なんていうんだろ…なんか、凄い、好き。語彙力がぁあ…。とにかく好きです。更新頑張ってください。^^ (2020年12月15日 22時) (レス) id: 2ed3efbae0 (このIDを非表示/違反報告)
高崎(プロフ) - 佐藤悠真さん» コメントありがとうございます!そうでしょう!!うちの子可愛いでしょう!((( 応援して下さりありがとうございます! (2020年11月30日 22時) (レス) id: c458e0c5d2 (このIDを非表示/違反報告)
高崎(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです(語彙力が来い) 亀更新ですが頑張って更新するのでお待ち頂けると嬉しいです! (2020年11月30日 22時) (レス) id: c458e0c5d2 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - 主くんかわいい…!すごい好きです。更新がんばってください! (2020年11月30日 5時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 初めまして!更新待ってました……!すごいめっちゃ好きです(語彙力)続きも楽しみにしてますね……!! (2020年11月29日 21時) (レス) id: 8cd840772e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高崎 | 作成日時:2018年7月28日 22時