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『ヌナ、帰るのめんどくさいからここで寝ちゃダメですか』
『え！じゃあ俺も！』
『それならあと1つ余ってるんでおれもいいですよね』
上からユジンにハンビン、テレ。仮にも女子の部屋だし、せっかく一人部屋にしてもらった意味が無い。たまに寂しくなる時があるとはいえ、睡眠までは共にしなくてもいい。丁重にお断りさせていただくと、全員文句を言ってきたが、そこまで私は優しくはない。
『Aヌナ、おれまた熱上がってきちゃったかも』
きゅるきゅるとした瞳でユジンは可愛くオネダリするが、先程まで散々私の手を使って遊んでいたのでそんな訳はないと重々承知している。
『じゃあまたゴヌクに頼んで運んでもらおうね』
『…戻ります』
先程の醜態を晒したことが余程こたえているのか、素直に言うことを聞いてくれた。3人とも帰る際はおやすみ、と手を振ってくれ、こういう可愛い部分が大きいから彼らのわがままを甘んじて聞いてしまうのだけれど。
みんなが帰って一息つく。夢にまで見たオールスター、取れてよかった。ツーハオは同じレベルでよく教えてもらったし、マシューやハンビンも一緒に沢山練習してくれた。佳汰やハオオッパのオールスターの皆にも気にかけていただいて、みんなのおかげで取れた功績だと思う。
今日はゆっくり休んで、明日以降の練習と本番に備えようかと、シャワーを浴びる。髪を乾かして、柔軟をして、さて寝ようかと思っていたら、扉がこんこんとノックされる。返事をして扉を開けると、ハンビンが眉を下げながら立っていた。
『もしかして、寝ちゃうところだった？』
『そうじゃないって言ったら嘘にはなるけど、どうしたの？』
またAの時間もらおうかと思って、とハンビンは私の部屋に入ってきた。まだいいなんて言ってないよと呟くと、Aは断らないでしょ、といい笑顔で言うものだから、当たっていることや図太さも相まって少しいらっと来たので頬を軽く抓ってみる。
『いひゃいじゃんなにするの』
仕返しと言わんばかりにハンビンは私の両頬を左右に大きく引っ張る。私ですら片頬なのに。
『お餅みたいによく伸びるねえ、可愛い』
左右が終わったかと思えば上下に動かしたり弧を描いたり、好きなように動かしてくる。ちょっと、と声を出すとごめんごめんと、反省してない様子で頬を撫でてその手は私の頭にへとやってきた。
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
