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30.慧side ページ30

Aは優しかった。


初めて抱いた時、俺が彼女の優しさに包まれて泣きそうなくらい。



Aには溢れんばかりの優しさが備わっていた。



何も言わず、俺自身を受け止めてくれるAに俺が惹かれない訳がなかった。



あんなに痛い目を見たのに俺はまた人を好きになるのかなんて自分にも呆れたけど。



それでも...Aは特別だった。




だからかな。



Aがいつしか愛の言葉を呟くようになった時、俺は突然怖くなった。



ここで俺も、なんて言ったらAから捨てられた時、俺は立ち直れない気がした。



気持ちが出逢えば必ずいつしか終わりは来る。



それが俺は怖かった。



「A、ごめん...」



そう、俺から拒絶した。


俺は終わりが来るくらいならだらだらと続く今の関係でいいと思った。



「そっ...か」



そんな時ですらAは優しかった。



俺を責めたりしなかった。






Aへの気持ちを抑えなければならないストレスから俺は好きでもない女をたくさん抱いた。



Aはそれを知っていたがあえて言及することはなかった。



俺はそうしてAの優しさに甘え続けてた。








だから初めてAに拒絶されたあの日。


頭の中が真っ白になった。




Aが...いなくなる?




そう思った瞬間耐えられなかった。



家の外に出た時は遅くて、Aはもうどこにもいなかった。



あの時、Aが愛してるって言ってくれた時。



一言、俺もだよって言えていたらこんなことにはならなかったのだろうか?



どうしようもない後悔の念が押し寄せた。




そうして俺はAを失った。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 狂愛   
作品ジャンル:タレント
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(プロフ) - たまさん» はじめまして。コメントありがとうございます…!!影のある男の人ってなんだか魅力的ですよね、、ほんとにわかります!嬉しいです(泣)また感想とかコメント送ってくださると已然やる気も出るのでぜひお願いします!!コメントほんとにありがとうございます! (2020年5月19日 1時) (レス) id: 3cf9a29568 (このIDを非表示/違反報告)
たま(プロフ) - はじめまして、犲さん。普通に考えればこのお話の中の伊野尾さんは、すごく嫌な奴でしょうけど、、、好きです(^ ^)このお話をキッカケに犲さんのお話いろいろ読ませて頂いてます。頑張って下さい。 (2020年5月18日 22時) (レス) id: 7eb7ca4e2e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 侑李の嫁さん» 私もコメントの通知来てめちゃくちゃ嬉しかったです...!!コメントって本当に力になるので嬉しいです!こちらこそありがとうございます!こらからもよろしくお願いします! (2019年3月23日 20時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
侑李の嫁(プロフ) - こんなに丁寧にコメントして下さって、ありがとうございます!!レスのお知らせがきて、嬉し過ぎて、、、 (2019年3月23日 18時) (レス) id: 6aa2a9ae5c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 侑李の嫁さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!本当ですか!そんなこと言っていただけるなんて嬉しいです!!コメントほんとにほんとに嬉しいです!!ぜひ仲良くしましょう!! (2019年3月23日 18時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年10月7日 3時

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