イージーゲエム.【Kei.I】

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「いやいや尾行ってそれ犯罪じゃ……」

「んー確かに尾行って言うと犯罪チックになるから、見守り隊とかにしとけば？」

「そういう問題じゃ……」

「じゃあAが一人で得体のしれない男に会いに行ってても大貴は気にせずバイトに明け暮れれるわけ？」

「は？！それは……」

「あのねえ。これはアンタへの罰でもあるのよ大貴。アンタがもじもじしてるから……」




とまたガミガミ一花の説教タイム開始。

しかも今回に至っては何の話なのか私には訳が分からない。

まあ私関連であることは確かなんだけど………





「はい。じゃあ決定しました。A、KEIさんと会う日が決まったら大貴に場所連絡ね」

「え、大貴ついてきてくれるの？」

「ああ……」


若干大貴がやつれたのは気のせいか。





そしてこれにていつメン会は解散となった。





家に帰り、スマホを見ると慧君から返信が来ていた。


それを機に私は一花に言われたように思い切って会ってみませんかと言ってみた。



すると………




『ほんとに？！Aちゃんから言ってもらえると思わなかったから嬉しい。どっか遊びに行こうか』



そんな天使のような返事が返ってきて私は昇天しそうになった。



「今度の休みの日とか空いてますか…と」

『バイトも入れてないから空いてるよ。どこ行こうか？』



マッチングアプリの初回はどこで出会うのが正解なんだろう。

でも大貴も尾行するっぽいし、人が多い所のがいいのかなあ……


そこで私はピンと思いつき、返信した。




「公園とかどうですか？？」

『お！いいね！最近暖かくなってきたしゆっくりできそう』



慧君からもいい返事が返ってきた。



ということで………




「第一回デートは公園に決定いたしました！！！！」




私はそういつメンのグルに連絡をした後、そのまま力尽きて寝てしまった。

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