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「えーなに?こんな返信早い人珍しい」


覗き見する一花は他人事のようにそう呟く。



「一花…これ私、なんて返すのが正解なの?」

「そんなん、こちらこそマッチありがとうございます。ぜひ私もたくさんお話してみたいです♡でいいでしょ」

「いやいや!♡つけんのは却下!!」


ずっと黙っていた大貴がそこで何故か慌てて止めに入る。


でもその意見はごもっともではあった。

「はい、私も♡つけるのはレベル高いというか、却下させていただきたいです」

「何2人してつまんないわねーこんなんノリでいってなんぼなのに。まあとりあえず♡はなしでいいからそーやって打ちな?」



一花に促され、私はさっき一花が言った通り打ち込んだ。




そこまで来た時だった。


「あー!てか私!明日までの課題があるんだった!!ちょっとじゃあ今日はここまで!A、今度また経過聞かせてよ〜!!」



そう言うと一花はお金を置いて台風のように去っていってしまった。



「まったくあいつってやつは………」

「ほんと一花は昔から一花だよねえ」


取り残された私と大貴は呆然としていたが


「あ、大貴はどうする?まだ飲んでく?」

「え?いや…A帰るだろ?一緒に帰るよ」



そんな会話をして私たちも席を立った。









私と大貴は幼なじみ。

家も近くて、幼稚園から大学までずっと同じ。

もうここまできたら幼馴染超えて、運命共同体かな?っていうレベル。

最近はお互いバイトだったりで一緒に帰ってなかったから久しぶりではあるけれど。






「そーいえばさ…どうすんの?そのマッチングアプリ」

「あー、うーん。まだ気乗りはしないけど…でもなあ、これが惜しいことにあの人めちゃくちゃにタイプだからなあ…」

「ふーん…」

「まあ1回喋ってみるくらいなら?耐性つけるためにも?いいかなって…」



そう。

顔が死ぬほどタイプだから私は悩んでいるのである。





「……まあ、気をつけろよ?」




大貴は少し眉を下げながら言うと、いつも別れる曲がり角で立ち止まった。

それから私の方に手を伸ばすと私の頭をぽんぽんと2回叩いた。




「お前も…その、一応、女だし」


「……ははっ!何それ!急にらしくないことしたかと思ったら!」


「別にいーだろ!」


「まあでも、心配してくれてありがとう大貴さん」




私はそう言うと彼に手を振り、家路へと向かった。

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(プロフ) - ただ、それが不愉快に思ったり苦手だと思う人がいるのだということを改めて知れた貴重な機会になりました。これからは気をつけて設定も設けていこうかと思います。わざわざご指摘ありがとうございました( ᵕ_ᵕ ) (2022年4月11日 14時) (レス) id: 4bea70bb47 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» すみません。私の作品ではいつも設定などを設けておらず、話を進めていくにつれて読者様に設定が伝わればいいなと思っていたのでそのような文言をこれまでのどの作品も設けておりませんでした。 (2022年4月11日 14時) (レス) id: 4bea70bb47 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) そうならそうで前もって紹介の所に書いていて 欲しかったです。。。 (2022年3月27日 7時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- おはようございます(*^^*) はじめまして。 早朝からいきなりすみません。。。 この物語って伊野尾さんも有岡さんも芸能人 (ジャニーズのアイドル)ではなくて一般人しかも学生さん設定だったんですね。 (2022年3月27日 7時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - たまさん» たまさん…!最後まで読んでいただいて、コメントもありがとうございます😂久々のハピエンは私的にも違和感でした笑新作もう少ししたらTwitterの方でも予告動画あげようと思ってるのでまたぜひ見てください笑いつも本当にありがとうございます🙇⋱ (2022年1月10日 13時) (レス) id: 480fe28977 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月25日 15時

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