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喜んだこと、怒ったこと、哀しいこと、楽しいこと。
そんな感情の基本も私は感じたことがない。
表情にも出せなければ、気持ちにも表れない。
どこへ行っても何をしても何も感じないのだ。
でもただ感情がないだけで他には何も支障は出なかった。
運動は並にできたし、成績もよかった。
…ただ友達はいなかった。
学校へ行っても同級生はもちろん、先生までもが私と距離をとっていた。
でも私はそのことにも関心は持たなかった。
そのうち私のあだ名は【ロボット】になった。
ただ動いてるだけだから、という理由らしい。
だから私も自分のことを【ロボット】と認識するようになった。
高校は親の薦めで近くの学校を受験した。
もちろん合格して今日から私はその高校へ通う。
「……」
桜が散り落ちるのを見て私は息をついた。
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犲(プロフ) - まーぼー 。さん» 申請、本当にありがとうございました。 (2015年4月13日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
まーぼー 。(プロフ) - はい! (2015年4月3日 14時) (レス) id: 2c2dcc32ff (このIDを非表示/違反報告)
犲(プロフ) - まーぼー 。さん» 許可しておいたので改めてよろしくお願いします。 (2015年4月3日 11時) (レス) id: b758e07e82 (このIDを非表示/違反報告)
まーぼー 。(プロフ) - ありがとうございます! (2015年4月3日 11時) (レス) id: 2c2dcc32ff (このIDを非表示/違反報告)
犲(プロフ) - まーぼー 。さん» ぜひ、よろしくお願いします。 (2015年4月3日 11時) (レス) id: b758e07e82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犲 | 作成日時:2015年3月27日 15時