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「いただきます。」
大地のその言葉を合図に城崎さんや私も食べ始める。
お。今日のは少し味がいいかも。
「うまいな。」
「本当ですか？よかったです！」
城崎さんにもそう言われて私は大満足。
…じゃなくて。
「あの…城崎さん。」
「ん？」
城崎さんはカレーを食べる手を止めて私を見る。
「城崎さんって…山田家の何だったんですか？」
そう聞いた瞬間、リビングが静まり返る。
大地も静かに城崎さんに目を向けた。
私も目をそらさないようにじっと城崎さんを見る。
「………ただの執事長だ。」
と城崎さんは言った。
「執事…城崎さんが…？！」
「ちょっ、大地！失礼でしょ！」
思ったことを口走る大地の口を私はおさえる。
「いや、よく言われる。だが…俺はクビになってやめた。」
「クビに？どうして…」
「美和子様に無礼を働いたからな。」
美和子様…
私はリアの話を思い出した。
「へぇ？無礼って？何したんだよ。」
「……美和子様の意志に俺は反した。」
意志に反した…？
「美和子様は、涼介様以外の御二方を養子として誰かに引き取ってもらおうと目論んでいたんだ。」
「え…？」
慧と侑李を養子に…？
「つまり二人を家から追い出そうとしたわけだな。」
「ああ。だから俺は…止めた。自分の息子達をそんな風に扱うな、と。」
でも美和子様は言ったんだ、と城崎さんは間を空けて
「『山田家の後継者はそんなにいらないわ』…と。」
『厳しいお方なんだって』
リアの言葉がよみがえる。
ほんとに、厳しい方なんだ。…でも。
「自分の子供達に平等に愛情をそそげないなんて、そんなのおかしい...！」
私はぎゅっと拳をにぎりしめた。
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犲(プロフ) - 盟さん» 本当に嬉しいです、ありがとうございます...！読みにくくてすみません、やまいぬと申します！ほんとですよね、私も書いててまた1の気分です笑そうなんですね！ありがとうございます！ずっと更新停止しててすみません、これからも見守ってくださると嬉しいです！ (2019年6月8日 23時) (
レス) id: c38e288aaf (このIDを非表示/違反報告)
盟(プロフ) - 初コメ失礼します(^^)Heartから作者さん(すみません漢字が読めなくて...)の作品を見させてもらってます！独占王子、早いものでもう4ですか...これからも更新頑張ってください(^^)もう一つの作品もお気に入りさせてもらってます♪そちらの方も応援しております！ (2019年6月8日 15時) (レス) id: 2aa16a942c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犲 | 作成日時：2019年5月2日 0時
