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122. ページ27

「A。」

「は、はい…?」



そういきなり声をかけてきたのは慧だった。


「何をそんなにびびってるんだよ?」

「いや…私と話したりしたら美和子さんに何か…」



すると慧はふふと笑い


「安心してよ。お母さんにバレたって何もされないから。」


なんて言うので私は一安心。



「それより…」


なんて慧は言うと何か差し出してきた。


「え…は、花束ですか...?!」

「うん。それは桃の花束だよ。」

「桃…!聞いた通りの可愛い花ですね!」



桃くらいなら私も聞いたことがあった。


でもこうして間近で見るとほんと可愛い…



「誕生日の贈り物。気に入ってくださると嬉しいんだけど...」

「気に入るに決まってますよ!ほんと可愛い…」


私がうっとりしていると慧はくすりと笑った。



「ちなみにAは桃の花の花言葉知ってる?」

「花言葉、ですか?」


私は首をかしげた。


…ていうかまず花言葉って?


「花にこめられた言葉のこと。そしてその桃の花の花言葉は…」


慧はそう言うと花束を持って抵抗できない私の頬をなでた。





「…『あなたの虜』なんだよ?」







「え…」


「それが僕からの贈り物。」




彼はそう言い私に妖艶な笑みを向けた。

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(プロフ) - 盟さん» 本当に嬉しいです、ありがとうございます...!読みにくくてすみません、やまいぬと申します!ほんとですよね、私も書いててまた1の気分です笑そうなんですね!ありがとうございます!ずっと更新停止しててすみません、これからも見守ってくださると嬉しいです! (2019年6月8日 23時) (レス) id: c38e288aaf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します(^^)Heartから作者さん(すみません漢字が読めなくて...)の作品を見させてもらってます!独占王子、早いものでもう4ですか...これからも更新頑張ってください(^^)もう一つの作品もお気に入りさせてもらってます♪そちらの方も応援しております! (2019年6月8日 15時) (レス) id: 2aa16a942c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年5月2日 0時

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