検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:81,151 hit

97. ページ2

「A。お願いだから、僕だけを見てよ…」


また侑李はそう懇願するように言う。


「涼介も慧も有岡も見ないで。僕だけを、好きになってよ...」



そう真っ直ぐな思いを侑李はぶつけてくる。


そしてぎゅっと私に抱きついた。


大貴とは違う温もりだった。



「A…お願い…」



侑李がそこまで言った時だった。






私の携帯が鳴った。



「侑李様。メール、来てますから…」


「…誰?」


「えっと…」


私は携帯を手にとって確認する。


私はディスプレイに出る名前に顔を顰めた。



よりによってなんで、このタイミングなんだろう。




「大貴...から。」


「有岡...?」



侑李はそう言うと私から携帯をとりあげた。




「はい。削除。」




侑李はそう言うと大貴の連絡先を削除した。



「ちょっ?!」

「だっていらないでしょ。必要、あると思う?」



侑李のまっすぐな視線で射抜かれる。


私は急に気恥ずかしくなって



「わ、私ご飯作らなきゃいけないので下、おりますね!」



私はそう言うと侑李から逃れ、部屋から出た。



「……がっつきすぎたかな。」



侑李は一人きりになったAの部屋のベッドに寝転がる。



「…でもこれくらいしなきゃAは意識してくれないよね。」




侑李はそう1人で呟くと、次はどうしようと考えた。

98.→←96.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
569人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 盟さん» 本当に嬉しいです、ありがとうございます...!読みにくくてすみません、やまいぬと申します!ほんとですよね、私も書いててまた1の気分です笑そうなんですね!ありがとうございます!ずっと更新停止しててすみません、これからも見守ってくださると嬉しいです! (2019年6月8日 23時) (レス) id: c38e288aaf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します(^^)Heartから作者さん(すみません漢字が読めなくて...)の作品を見させてもらってます!独占王子、早いものでもう4ですか...これからも更新頑張ってください(^^)もう一つの作品もお気に入りさせてもらってます♪そちらの方も応援しております! (2019年6月8日 15時) (レス) id: 2aa16a942c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年5月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。