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大地は家に帰るといつものようにソファに寝転がり、テレビを見だした。
私は宿題を終わらせるため、とりあえず部屋へ戻った。
貴族科の宿題は毎日大量だ。
忙しい私はこうして少ししかない時間の合間をぬって宿題にとりかかっている。
…でもまあ、私バカだから全くといっていいほど進まないんだけどね。
「何これ…こんな実験の授業、やったっけ…？」
と今は化学の宿題で苦戦中だった。
「この実験して何がわかる？って…知らないし…」
私は一人でそうつぶやいて肩を落とした。
ダメだ。私には全くわからない。
そうしていた時だった。
「宿題かぁ〜頑張ってるね？」
なんて言ってくる…
「侑李様っ…！！」
私は驚きすぎて椅子から転げ落ちるところだった。
「そんなに驚かなくても。今日来るって言ったじゃん？」
「で、ですけど…？！この２階の窓から入ってくると思うわけないじゃないですか？！」
「だって玄関から行ったらあの弟に捕まっちゃうじゃんか」
「捕まるって！まあ…騒がしくはなると思いますけど...」
私がそう言うと侑李はでしょ？なんて笑う。
「でも…なんかドキドキだね。」
「え？」
すると侑李は私の勉強机の上に乗ると私の頬をなでた。
「だって密室に二人きりだよ？なんか…ドキドキでしょ？」
そう言い妖しく笑う侑李。
その笑顔はいつもの無邪気な笑顔じゃなくて…
「そ、そんな、ドキドキなんて、するわけないですよ」
なんて私は顔を伏せて、侑李の手を払った。
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犲(プロフ) - カコさん» ありがとうございます！やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです！！ (2019年3月31日 5時) (
レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます！頑張ってください！応援してます！ (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犲 | 作成日時：2019年3月30日 9時
