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87. ページ39

「山田家に何か…?」



「っ…そ、それは…」



城崎さんが何か言いかけた時だった。



「A−っ!!」


なんて叫んで走ってくる人。



「え…ええっ?」



それは…侑李だった。


侑李は私のところまで来ると私の前に立ち城崎さんをにらむ。



「僕のお嫁さんに手を出さないでっ!!」



お嫁さんって…私、そんなにたくさんのお嫁さんにはなれないよ?!



「嫁…?ってかお前は…まさか…」


「…?」


「侑李…?」



そう城崎さんが名前を呼んだ瞬間、侑李はぴくっと反応し、




「なんで、その声…」



と驚愕の声をもらす。



やっぱり城崎さんは…山田家のことを知ってるんだ。



「大きくなったな…侑李。」



城崎さんがそう言い侑李に触れようとすると。




「さ、触るなっ!無礼者っ!!」



と言いぱしっと城崎さんの手を払った。



城崎さんは目を見開いて払われた手を見る。




「僕の前にもう二度と、現れないでよ…」



侑李は消え入りそうな声でそう言う。


侑李は城崎さんに顔を見せないようにそむけていたが。私の目から見える侑李の顔はすごく辛そうな顔だった。



「…わかった。じゃあ俺は失礼する。」


「城崎さんっ!」


「A!早く学校行こう…?」



侑李はそう言いぎゅっと私の手をつかむ。



「……わかった…よ」




私はこんなに弱弱しい侑李を置いていけなかった。

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(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです!! (2019年3月31日 5時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます!頑張ってください!応援してます! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月30日 9時

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