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「山田家に何か…?」
「っ…そ、それは…」
城崎さんが何か言いかけた時だった。
「A−っ!!」
なんて叫んで走ってくる人。
「え…ええっ?」
それは…侑李だった。
侑李は私のところまで来ると私の前に立ち城崎さんをにらむ。
「僕のお嫁さんに手を出さないでっ!!」
お嫁さんって…私、そんなにたくさんのお嫁さんにはなれないよ?!
「嫁…?ってかお前は…まさか…」
「…?」
「侑李…?」
そう城崎さんが名前を呼んだ瞬間、侑李はぴくっと反応し、
「なんで、その声…」
と驚愕の声をもらす。
やっぱり城崎さんは…山田家のことを知ってるんだ。
「大きくなったな…侑李。」
城崎さんがそう言い侑李に触れようとすると。
「さ、触るなっ!無礼者っ!!」
と言いぱしっと城崎さんの手を払った。
城崎さんは目を見開いて払われた手を見る。
「僕の前にもう二度と、現れないでよ…」
侑李は消え入りそうな声でそう言う。
侑李は城崎さんに顔を見せないようにそむけていたが。私の目から見える侑李の顔はすごく辛そうな顔だった。
「…わかった。じゃあ俺は失礼する。」
「城崎さんっ!」
「A!早く学校行こう…?」
侑李はそう言いぎゅっと私の手をつかむ。
「……わかった…よ」
私はこんなに弱弱しい侑李を置いていけなかった。
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犲(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです!! (2019年3月31日 5時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます!頑張ってください!応援してます! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犲 | 作成日時:2019年3月30日 9時