76.涼介side ページ28
Aの真っ赤な顔を見て改めて思った。
俺…Aにキスしたんだなって。
そうして俺とAが見つめ合ってるときに…
タイミング悪く使用人が入ってきてしまった。
Aはすごく嬉しそうだったが…
俺は最悪だなと本当に思った。
もう少し時間をくれれば…
俺のこの胸にあるAへの何かの思いに気づけたかもしれないのに。
そして使用人はAに客だと言った。
そして…その瞬間、Aの顔が一気に青ざめた。
そこで俺は直感的に気づいたのだ。
さっき学校に行きたいって言ったのは学校に行きたかった訳じゃなく、この家にいたくなかったんだってことを。
誰だよ…それ。
俺はそんな思いで長い廊下を歩いた。
後ろからAがとぼとぼとついてくる。
……なんでだろう。
こういうAを見てると…気持ちがふわふわする。
ほんとなんだろうな。こういうの。
さっきキスする前は何か黒いものが俺を支配したが。
キスした後はその黒いものはなくなった。
俺自身も本当に訳わかんねぇんだけどな…
そうして物思いに浸っているといつの間にか応接間に来ていた。
俺は応接間のドアをたたく。
「涼介とAです。失礼します。」
Aはずっと顔を伏せてドアが開くのを待った。
そして…使用人たちによって応接間のドアが開かれた。
高級なソファに父さんと一緒にすわっていたのは。
「有岡…っ？！」
そして俺はまた黒いものに支配されることとなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 488人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犲(プロフ) - カコさん» ありがとうございます！やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです！！ (2019年3月31日 5時) (
レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます！頑張ってください！応援してます！ (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：犲 | 作成日時：2019年3月30日 9時
