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72. ページ24

____私、倒れちゃったんだっけ。


心の中で1人つぶやく。


きっと疲れがたまっちゃってたんだな…なんて思う。



…ん?じゃあ倒れた私は今どこにいるの…?




そこまで考え、私は目を覚ました。



私の体はふかふかのベッドに沈んでいた。



こ、こんな高級なベッドがあるのは…



「まさかここ、山田家の…っ!」



「やっと起きたか。」



「ぎゃぁぁっ!!」




いきなり声が聞こえてきてふり向くと…



「涼介様?!ど、どうして…!」



「決まってんだろ。看病してやってんだよ。感謝しろ。」



涼介はそう言い私にご飯を差し出した。



「あ、ありがとうございます…」



私はご飯を受け取った。



「疲れはとれたか?ったく、疲れたまってんだったら言え。」



「す、すみません…それより涼介様、学校は…」



「休んだ。」



「ええっ?!」




そりゃあここにいるんだから学校休んだんだろうと思ったけど!



「当たり前だろ?お前がいなきゃ安心して学校生活なんて送れねぇし。」



あ…私が心配なんじゃなくて自分の心配を考えて…ってことか。



「何はともあれ、ありがとうございます。」


「……ごめん。」



私がお礼を言うと涼介はいきなり謝ってきた。




思いもよらない状況に私がおどおどしていると



「俺、お前が疲れたまってるなんて知らなくて…昨日も怒りまくって無茶させただろ?だから、ごめん。」



涼介が謝るのを見るのは初めてだった。



だから…



「涼介…様っ…」



涙が出てきた。



「な、泣いてんじゃねぇよ!バカ!!」



涼介は私の涙を見て焦るように叫ぶ。



私はすみません、と涙を流しながら頑張って笑った。

73.→←71.涼介side



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(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです!! (2019年3月31日 5時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます!頑張ってください!応援してます! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月30日 9時

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