71.涼介side ページ23
何やってんだって？
そんなの俺が聞きたい。
「ったく、俺はなんで…」
青崎からAが倒れたって聞いた時。
頭が真っ白になって最初に自分を追い詰めた。
昨日、俺が怒りすぎたせいであいつは…？
そんな柄にもないことを考えて今、この状況に至る。
青崎は空き部屋と言っていたが…空き部屋が多すぎてわからない。
そこで俺は近くを通りかかった使用人に聞いてみる。
すると使用人は丁寧にそこまで連れて行ってくれた。
＿＿＿＿＿少しニヤけ顔をしていたのが気に入らないが。
俺はとりあえずノックをして「入るぞ」と一言声をかけ入った。
Aは寝ていた。
まだ顔色が優れていなさそうだ、疲労がとれていないんだろう。
「無理しやがって…」
確かにこいつはボディーガードを始めてから一度も休んだことがなかった。
それはお金のためか俺達のためかは知らないが。
俺はベッドへ腰をおろし、Aを見る。
Aはぐっすり眠っていて起きる気配がなかった。
「A…か。」
俺はぽつりと声をもらした。
今まで長いこと一緒にいて…俺らの花嫁候補になった奴。
「ん…」
寝苦しかったのか少し寝返りをうつA。
そのせいで布団がめくれあがってしまったため俺は戻してやる。
最初は本当にただの貧乏人だと思っていたが。
「案外お前はいい嫁になるのかもな…」
俺はそう言い、Aの香りのいい髪をそっとなでた。
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犲(プロフ) - カコさん» ありがとうございます！やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです！！ (2019年3月31日 5時) (
レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます！頑張ってください！応援してます！ (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犲 | 作成日時：2019年3月30日 9時
