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雑貨屋さんで私達はしばらくの時間を過ごしていた。
そしていきなりリアがつぶやく。
「そろそろかしら。」
…と。
「え?何が…」
私が言いかけた時だった。
「いらっしゃいませ!」
と入り口の方から店員さんたちの声が聞こえた。
あれ?今日、貸切なんじゃ…
「ふふっ。私が特別に招待した人たちよ。」
なんてリアは言うと雑貨屋さんから出て行ってしまった。
「リア?!ちょっと待っ…」
「ようこそ、おいでくださいました。私とA様は3階におりますのでぜひ来てください。」
リアは下に向かってそう叫ぶと私を見て不敵な笑みを見せた。
「リア?ほんとに今の誰___」
「山田様たちですわ。」
……は?
「えっ…?!な、なんで?!」
私が焦っていると
「A…誰か来たのか?」
なんてゲーセンから出てくる大地。
それと同時にエレベーターが開く音がした。
まさか。
こんなところで大地が山田たちと鉢合わせするなんて…!!
「人が多い方がショッピングセンターらしいでしょ?」
なんて言うリアは良かれと思ってやっていることらしい。
いや、でも…!!
「いたっ!A〜っ!!」
もう聞きなれてしまった可愛い声が近づいてくる。
そして体に温かいぬくもりを感じる。
「わぁ…本当に可愛い服だね…!!」
なんて笑顔で褒める彼は。
「その声…お前…っ!!」
こっちに駆け寄ってきた大地の目が鋭くなる。
「あ…もしかしてAの弟??」
なんて言い大地を妖しい笑顔を浮かべて見る彼は…
「侑李…」
大地の可愛い天敵、侑李だった。
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犲(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!やっとの移行ですみません、、、これからも更新頑張るので見守ってくださると嬉しいです!! (2019年3月31日 5時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます!頑張ってください!応援してます! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 44cb270c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犲 | 作成日時:2019年3月30日 9時