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「えと…御三方?」


「なんで疑問系だっつーの。」



なんてまた毒を吐く涼介。



…いちいちうるさいな。



私はイラッとしながらも笑顔を崩さず



「まず、私が御三方にやってもらいたいのは…挨拶です。」


「挨拶〜?」



そんなすっとんきょうな声を上げる侑李。



「挨拶は人間としての基本です。…御三方はそこからです。」

「なるほど。」



なんて言いながらノートにメモをとる慧。




「朝、起きたら…青崎さんや家の人たちに『おはよう』と言ってください。」


三人は私の目を見て真剣に聞いてるよう。




「人と会った時は挨拶をしましょう。昼は『こんにちは』、夜は『こんばんは』。」



三人は私が言うこと全てが初めて聞いたことのようで。



「それって…何か意味があって言わなきゃいけないの?」


なんて質問が来る始末。


私は少し考えて



「お互い…いい気持ちになるからです。」




なんて答えておいた。




「では今からは『おはよう』ですよね?」



「はい。試しに学校で使われてはいかがでしょう?」



なんて提案すると慧と侑李は正直に頷いてくれた。




…しかし。





「俺は嫌だ。」




なんて言う…ワガママ王子。



「なんでこの俺が他人のご機嫌伺いなんてしなきゃいけねぇの?」



…ご機嫌伺い?




「涼介。いい加減に…」


「俺は王子だ。…そんなだせぇものはしない。」



涼介がそんな言葉を放つのと同時に車は学校についた。




涼介はふんっと鼻を鳴らすと車を降りて行ってしまった。



…本当に何なの?!あの自由で我侭な王子は?!



私は怒りを抑えるため、ぎゅっと唇をかんだ。

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(プロフ) - 侑李の嫁さん» こちらでもコメントしていただいてありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!!そんなに更新待っていただいて光栄です笑この作品もまた続編へ続くのでそちらもよろしくお願いします!いつもコメントほんとに嬉しいです!! (2019年3月25日 19時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 知兎さん» ありがとうございます!!そんなこと言って頂いて本当に嬉しいです!ほんとに力になります!!またこの作品も続編へ続くのでそちらでもよろしくお願いします! (2019年3月25日 19時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)
侑李の嫁(プロフ) - 犲さーーん( ≧∀≦)ノこちらにコメントさせて頂きます。更新お疲れ様です!!主人を待つ犬の様に、更新を待ってました(笑)犲さんのコメント待ってます(^-^) (2019年3月24日 15時) (レス) id: 6aa2a9ae5c (このIDを非表示/違反報告)
知兎(プロフ) - 犲さんの作品とても愛読しています!本当に面白いです!素晴らしい作品をありがとうございます!!更新頑張ってください!応援してます\( °0° )/ (2019年3月24日 14時) (レス) id: f0a4086589 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます…!いつも読んでくださって感謝しかないです!これからも更新頑張るので見守っててくださると嬉しいです! (2019年3月12日 20時) (レス) id: b752f57a42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月10日 2時

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