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Lie of the world. ページ9

及川サイド



「猫も無茶だなぁ…」



「化け猫の中であいつくらいだろ?
人間に干渉してんのって。」




俺が優雅に散歩をしていると聞こえてくるのは噂の声。



人間に干渉する猫…



俺は思い当たる奴が一人いたため、




「皆ごめんね。今日はここまで。」




俺は今日引き連れていた女の子達に軽く謝る。



すると女の子達は文句は一言も言わずに立ち去った。



聞き分けのいい女の子ほどいいものはないね。



俺はそう心で呟くと





「さーて…聞き分けのない凶暴な異物を説教するとするか…」




俺はそう呟くと野次馬に




「王様のお通りだ!道を開けろ!」




と叫ぶ。



すると皆はすっと端に避けた。



道の開いた先にいたのは…






「あれ?人間ちゃんってそんな汚れてたっけ?」



「……」



こっちを睨み付ける人間と。




「及川先輩…何しに来たんですか。」




俺の事を普通の名前で呼ぶ化け猫。




「ん?ちょうど噂を聞いて…説教しに来てあげたんだよ。」




俺がそう言うと人間は舌打ちして




「そういうのほんとうざいんで。今すぐ消えて下さい。」




なんて俺に刃向かう。




あーでもこの言い返される感じ、新鮮かも。






まぁでも…




「っ?!」



「なっ!及川先輩!何してんすか!!」



「え?見てわからない?首を締め上げてるんだよ。」




俺の右手はきりきりと人間の首を絞めていく。




「離せ…っ!」



「及川先輩!!離してやってください!!」



「えーだってこれ、お仕置きだよ?」




人間の急所なんて俺が一番知ってるし。



こうやって締め上げたらものの数分で死んじゃうこともさ?







「…でも可哀想だし謝ったら許してあげるよ?」



「っ…ざけんな…誰が謝るかっ…!!」



「あ。そっか。じゃあバイバイだね。」



俺は一気に締め上げた。




「やっ、やめろっ____!!」





まぁでも、邪魔が入っちゃったけどね?

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(プロフ) - Mさん» ありがとうございます。これからも更新頑張っていきたいと思います。 (2018年3月21日 9時) (レス) id: 1dd88e6f43 (このIDを非表示/違反報告)
M - 今までで1番面白い小説です!更新待ってます!! (2016年4月10日 22時) (レス) id: 59c2f67ea7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふみん小5だお★さん» ありがとうございます。かっこよく書けてたなら幸いです…コメ、感謝です。 (2015年2月15日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
ふみん小5だお★ - 飛雄かっこいい! (2015年2月15日 7時) (レス) id: 0e55fcced6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫都さん» ありがとうございます、そう言ってもらえて光栄です。 これからも精一杯頑張ります。 (2015年2月12日 15時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年1月14日 22時

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