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*41話* ページ41

Aちゃんが倒れた…



俺は最初こそは呆然としていたが…



響「今、Aちゃんはどこに?」



すぐに夏木に向き直って聞いた。



夏木「…学校の保健室です。」



夏木はそう教えてくれた。



俺は急いで私服に着替えると部屋を飛び出した。




夏木「…先輩に頑張ってもらわなきゃ困るんですよ。」



そんな響を見送る夏木は…



どこか切なそうな笑みを浮かべていた。







ようやく学校に着くと俺はわき目もふらず、保健室へ急いだ。



響「Aちゃん!!」



俺がそうさけびながら保健室のドアを開けると…




「あら…響くん?」



保健室には…保健の先生しかいなかった。



「今日は休みじゃなかったかしら?」



響「そうなんですけど…あの。Aちゃんは…」



「あら。桐山さんを探してるの?」



俺がうなずくと先生は




「桐山さんならさっき、歩いて帰って行ったわよ。」



響「そう…ですか。」



「それと…空くん知らない?
桐山さんを運んで倒れた理由を聞いたらすぐに出て行っちゃって…」




先生の話を聞き俺は驚いた。



夏木は…真っ先に俺の元へ…?




響「ありがとうございます。」



俺は先生にお礼を言うと保健室を出た。



学校を出ると…また走り出す。




Aちゃんに追いつくように。





しばらく走っていると…目の前に見慣れた後姿が。




響「Aちゃん…!!」




俺が叫ぶとAちゃんはすぐにこちらを振り返った。



その顔は…久しぶりに見た愛しい人の顔だった。

*42話*→←*40話*



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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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