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*33話* ページ33

…夢のような時間だった。



帰ってから俺の気分は最高潮だった。



今日は色んなAちゃんを見れた気がした。



そんなことを思っていると…携帯のメール着信音が鳴った。



絵文字がたくさんついた…可愛いメールはAちゃんからのものだった。




響「可愛いなぁ。」



俺は携帯を片手に微笑む。



俺はやっぱり…世界一の幸せ者だな…







翌日。


教室の前に…千世が立っていた。



響「…何か進展はあったか?」



千世「いえ。…でも策はありまして。」



千世はそう言うと俺を真っ直ぐ見つめ…



千世「空をある場所に閉じ込めます。」



…と言い出したのだ。




響「は…?」



千世「…俺はもう嫌なんです。うんざりなんですよ。」



千世の目には…曇りはなかった。



迷っては…いないらしい。




でも…いくらなんでも。




響「それはやめろ。」



俺は先輩として言った。



すると千世は首をかしげた。




千世「なぜ…?」




響「そこまで縛る必要はないからだ。」



千世「…望んでないんですか。先輩は。」




響「望んでない。そこまでは。」



俺がそう告げた時だった。








「そういうことか。」





と後ろから声がした。



振り返るとそこにいたのは…



千世「空…!!」



恐ろしい形相をした夏木だった。



夏木「今まで…ずっとお前が手を回していたのか。」



夏木の視線は真っ直ぐ千世に向けられていた。



だが…千世はうつむいたまま何も答えなかった。





夏木「黙ってないで答えろ!千世!!」




夏木の厳しく迫力のある声が廊下に響いた。

*34話*→←*32話*



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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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