＊４話＊ ページ4
朝部の終わりのチャイムが鳴る。
みんな授業に遅れないため、校舎へと早足で向かう。
俺もその一人だった。
…そんな時。
俺はAちゃんを見つけたのだ。
校門のところで…立ち尽くしているAちゃんの姿を。
どこかを見つめている。
その視線をたどると…
響「遥さんたち…」
Aちゃんはうらやましいそうな目で遥さんたちを見つめている。
俺はその時ふと思った。
もしかしたらAちゃんは…
俺はそう考え付く前にAちゃんに声をかけていた。
響「Aちゃん？」
するとAちゃんはハッとして俺を見て
A「夏木先輩…！！」
と心底驚いたような表情をする。
俺は笑顔を崩さず
響「部活来てなかったけど…風邪でも引いたの？」
と聞きおでこに手を当てた。
熱はないみたいだ。
するとAちゃんの顔は見る見るうちに赤くなっていった。
熱が上がってしまったのかと思い手を引っ込める俺。
響「わぁっ！！やっぱり風邪？」
Aちゃんの顔色をうかがいながら聞くと…
響「違うんです！！風邪は引いてないんで！！」
そう否定すると走り去ってしまった。
…やっぱり様子がおかしい。
風邪も引いてないのに部活を休むAちゃんも…
いきなり顔を赤くしてしまうAちゃんも。
わからなかった。
Aちゃんが何を思ってるのか。
俺は無性に気になった。
ただの短距離の後輩なだけというのに。
響「なんでだろう…」
俺はAちゃんの後姿を見送りながら一人、つぶやいた。
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晴れの空(プロフ) - ＊玲奈＊さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます！貴重なご意見もありがとうございます！ぜひ参考にさせていただきます！ (2017年6月12日 1時) (
レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
＊玲奈＊(プロフ) - 感動しました･･･(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか？ (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました！感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました･･･( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2014年1月28日 17時
