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*27話* ページ27

その場が凍りついた気がした。



今…嫌ですって言ったか…?



夏木「あのもういいですよね。失礼します。」



夏木は適当にそう言うと帰ろうとした。






響「…待ってくれないか?」






俺は…そんな夏木を止めた。



夏木はどこかめんどくさそうに振り返る。



夏木「まだ何か?」



そう言う夏木に向かって俺は言った。





響「お前、まだAちゃんが好きなのか?」




と。



すると夏木は、少し笑い




夏木「だったらどうします?」



と言うと背を向けて去っていった。




これではっきりとわかった気がした。




…夏木はまだAちゃんが好きなんだって。





響「嘘だろ…」



俺は絶望した。



まだ夏木のAちゃんへの想いはなくなっていなかった。



なのに…どうやって千世に心を向けさせろと…?



そうしていると。





A「響先輩…?!」



そんな…Aちゃんの声が聞こえてきた。



そういえばここは1年生の廊下だった。




A「ここにいるなんてめずらしいですね!何か用でもありましたか?」



好奇心旺盛に聞いてくるAちゃん。



…こうして見ていると愛しさが溢れてきた。



俺は優しくAちゃんを抱きしめた。



A「…響先輩?!ちょっとこんなところで…」




響「ごめん。Aちゃん。ごめん…」



俺は謝りながらAちゃんを抱きしめるのをやめなかった。



Aちゃんも抵抗せず、俺に体を預けてくれた。



ほかの生徒の視線なんて…俺は全く感じられなかった。

*28話*→←*26話*



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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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