Ｓ愛。。＊先輩篇＊[名前変換オリジナル]

＊２５話＊ ページ25

授業後。



俺はいつも通り、部活へ向かった。



運動場へ行くと…



「こんにちは！！」



と後輩たちが挨拶してきた。



…その中に。




響「A…ちゃん…？」




なぜかそこにはAちゃんがいた。



Aちゃんは俺を見て微笑む。



今日から復帰したのか…？



夏木とのこととか気になったが…




先「陸上部！集合！！」



という先生の声が聞こえたので何も話せず、駆け足で先生の元へ向かった。







この時期は部活の時間が短い。



陸上部はトラックを３周ジョギングして終わった。





「さようなら」の声が行きかう中。



俺はAちゃんの元ヘ向かった。



気を使ってか遥がAちゃんからスッと離れた。




そんな遥に感謝しながら俺はAちゃんに




「一緒に帰ろう」と告げた。





俺らは並んで家路へ向かった。




A「久しぶりの部活、すっごく楽しかったです…！！」



Aちゃんはそう言い伸びをする。




俺はそんなAちゃんを見て笑い




響「Aちゃんは本当に部活大好きだね。」



と言うとAちゃんは元気よくうなずいた。




…俺は決意して切り出した。





響「夏木とは…どうなったの？」



と。



A「…縁を切ってきました。」




俺の問いにAちゃんははっきりと答えた。




響「でも…そう簡単には許してくれなかったでしょ？」




A「まぁ。でも…私は響先輩だけって言ったら…
　 なんか気が失せちゃったみたいで。」




その言葉が…俺は純粋に嬉しかった。




A「なんで大丈夫です！！心配しないでくださいね？」



俺はAちゃんの言葉にうなずいた。




Aちゃんを見てると…こっちまで笑顔になってしまう。




そういうAちゃんが俺は好きなんだって…改めて実感できた。

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