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*15話* ページ15

A「響…?」



Aちゃんはきょとんとした顔で俺を見つめた。



俺はようやく自分がAちゃんの腕をつかんでいることに気が付いた。




響「え…えと。これは…!!」



俺が必死に言い訳を考えようとすると…




A「ふふっ…響。」




Aちゃんは少し笑うと俺を優しい目で見つめ




A「私も今、響と同じこと考えてるかも。」



と言い、いたずらっぽく笑った。




そんなAちゃんに顔を赤くする俺。




響「い…行こうか。」



A「うん!!」




Aちゃんは今度は楽しそうに笑った。









数時間後。




A「すごく楽しかった…!!」



Aちゃんはそう言い俺に笑顔を向けた。




もう終わってしまうのかと思うと少し寂しかった。




すると。




Aちゃんも…心なしか、寂しそうな顔をしていた気がした。




響「Aちゃん…?」




俺がそう問いかけるとAちゃんはうろたえて




A「なんでもないです!!」




と作り笑いを浮かべる。




響「Aちゃん。」




俺はそう言い…Aちゃんの手をにぎった。



びっくりしてうろたえるAちゃん。



A「響先輩…!!」




すると俺は恥ずかしさを隠すように人差し指でAちゃんの頭を小突いた。





響「アウト〜Aちゃん今、先輩って言ったでしょ。」



A「え?あ…」




Aちゃんは罰が悪そうな顔をする。




響「じゃあ約束を破ったAちゃんに罰を与えよう…」





A「ば…罰?!ええっ…?!」




そう、うろたえるAちゃん。




俺はくすっと笑い…




響「Aちゃんって本当に可愛い。」



と言葉が漏れてしまった。




するとすぐさまAちゃんは反応して





A「私は可愛くなんて…」




と言った時だった。




俺は…自分の口でAちゃんの口をふさいだ。



自分でも一瞬何が起こったかわからなかったが…




それでもAちゃんの唇から離さなかった。



しばらくして…俺はようやく唇を離すと…





響「可愛いくって…俺の好きな女の子だよ。Aちゃん。」




俺はそう言いAちゃんにずっと伝えられなかったことを告げた。

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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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