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*13話* ページ13

翌日。



俺は1時ちょうどに集合場所に着いた。



すると…Aちゃんもいた。



息を切らしているのでちょうど着いたころだろうか。




遠目で見てもわかる。




Aちゃんは…可愛い。



私服もAちゃんらしい可愛い格好だった。




響「Aちゃん。」



俺が呼ぶとAちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。




そして急いで駆け寄ってくるAちゃん。




A「誘っていただいてありがとうございます!!」




Aちゃんはそう言った。




…なんだか気になった。




……そうか。





響「今日は敬語も先輩呼びもやめて?」




そう自分で発した言葉に自分で驚いたが…



平静を装った。



するとAちゃんは動揺しながら




A「でも…」



と言う。




俺はクスッと笑ってAちゃんの腕をつかみ




響「今日は特別だからね。」



と言い、駅まで向かった。






電車は満員だった。



それに快速のため、速くて電車の揺れが大きい。



俺はAちゃんの隣に立っていた。




…すると。




彼女の様子がおかしいことに気づいた。



俺は何度かゆれるとバランスを崩したが…



彼女はそんなこと全然なかった。



いや…揺れないようにしているのだろう。



俺はAちゃんの靴を見た。



ヒールのある靴を履いている。



きっと…足に力を入れているのだろう。



とても…きつそうだ。




そんな時。




大きく電車が揺れた。



すると…




A「わぁっ!!」



Aちゃんが倒れこんできた。



そんなAちゃんをしっかり抱きとめた。



Aちゃんは謝って俺から離れようとした。





…でも。




俺はもっとこの状態でいたかった。




抱きしめる力を強くした。




A「響…?」



Aちゃんは首をかしげる。




響「ごめん。もう少しこのままいさせてもらってもいい?」




と俺が言うと…Aちゃんは顔を真っ赤にして




A「わ…わかった…」




と言ってくれた。




俺は純粋に思ったのだ。



もう少し…このぬくもりを腕に閉じ込めておきたいと。

*14話*→←*12話*



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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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