Ｓ愛。。＊先輩篇＊[名前変換オリジナル]

＊２話＊ ページ2

それからだろうか。



俺がAを気にしだしたのは。



A「響先輩！！おはようございます。」



Aはいつも遥という友達と一緒に一番早く来ていた。



笑顔で先輩達にも挨拶をしていた。



その笑顔からは…陸上が好きだというAの気持ちが伝わってきた。



A「よし！！今日も新記録目指そう！！」



遥「いやいや…もうそれ以上、新記録出す必要ないでしょ。」



A「えー！てか遥もでしょ。」



遥「私はまだまだよ。」


そんな会話をしている二人。



確か、遥という１年もすごいとか…



長距離の奴が言ってたな。



響「天才かぁ。」



俺はポツリとつぶやいた。



俺は…何気なくこの陸上部に入った。



運動はそこそこできたし、並の人よりは短距離が得意だったから…



俺は陸上部の短距離走に入った。



だが…予選止まりで何の結果も残せていなかった。



決勝になんて行けたこともない。




でも。



Aは俺なんかよりずっと才能があるし…



きっと全国大会まで行けてしまうのだろう。



…応援したい。



心から思った。



俺が教えられることをすべてAに教えよう。



俺はそう決意した。



Aは本当に部活が好きだったのだ。



入部してから一度も休んだことなんてなかった。



だから…だから。



響「あれ？Aちゃんは…」



遥「休みです。」



響「風邪？」



遥「いえ。学校にはいましたけど…」



そう聞いた時、俺は心配だった。



Aちゃんが理由もなしに部活を休むなんて…ありえないから。

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