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｢ちょっとA｣
そう名前を呼ばれて私ははっとした。
｢あ、ごめん。千里｣
｢ごめんじゃないわよ！私今すごく真剣な話してたのよ！｣
今日は補習のない日曜日。
私はせっかくだと言われ、千里に外へ遊びに誘われた。
といっても、私は街には行けないから住宅街の中の公園で。
｢もう...それで？今どうなのよ、新太とは｣
ニヤニヤしながら聞く千里。
｢ええっ？どうって...どうも？｣
｢はぁ？！あんな2人同じ屋根の下にいて？！｣
信じられない...とぶつぶつ呟く千里。
そう。今私は千里に絶賛問いただされ中。
｢私はねあんた達に幸せになってもらわないと報われないのよ？それわかってるわよね？｣
千里はぐいっと私につめよる。
｢Aはどう思ってるのよ、新太のこと｣
｢どう思ってるか？｣
私はうーんと考えた。
あんまり今まで考えたことはなかったけど...
｢好きかもなあ｣
｢はあ...好き...え、好き？！｣
千里は私のストレートな言葉に驚いて目を丸くした。
｢うん、好きだよ｣
｢それはあれよね？幼なじみとしてじゃなくてよね？｣
｢うーん、多分そう｣
前新太に抱きしめられた時私は全然嫌じゃなかったし、それに新太といると居心地がいい。
｢新太は誰にでも優しいからあれだけど｣
｢あいつが優しいのは同感ね、でいつからよ？新太のこと好きなのは｣
いつから...か
｢出会った時からかな｣
出会ってから今まで私たちを除け者にしなかった唯一の人。
私ずっと思ってたのかも。
付き合うならこんな人がいいなあって。
｢なんかすごくゆるーい感じだけど...｣
｢まあ今自覚したしね｣
｢もっと早く自覚してくれてたら私も傷つかずに済んだのに！もうー｣
千里はそう笑うと
｢ですってよー新太くん？｣
いきなり大声を出して後ろを振り返った。
そこには...
｢え、新太...｣
顔を真っ赤にして立つ新太がいた。
終わり
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晴れの空(プロフ) - 空百合さん» コメントありがとうございます...！！こうしてコメ残してくれることがほんとに嬉しいです...わかりました！更新頑張りますね...！ほぼ休止状態が激しいですが応援してくれると嬉しいです！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: ba85e0c2c1 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - なんてコメントすればいいのかわからないんですけど……続きがすごく気になります！特に、20番のお話は好きです。やめないでくださるとうれしいです……！ (2018年9月19日 2時) (レス) id: b07a96ee40 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - arさん» 完結させられるように頑張ります！新しい作品も作りますのでぜひリクとかもしあれば気兼ねなく言ってください...！！本当にありがとうございます！！ (2018年9月5日 0時) (レス) id: ba85e0c2c1 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - arさん» ありがとうございます...！！今すごく泣きそうです...もう私の作品なんて楽しみにしてくれる人はいないのかもしれないってすごく思ってたのでこんな温かいコメント頂けて嬉しいです... (2018年9月5日 0時) (レス) id: ba85e0c2c1 (このIDを非表示/違反報告)
ar - 初めてコメントさせて頂きます。今回の作品で初めて晴れの空さんの書かれている作品を拝見させて頂きましたが、更新を毎日楽しみに待っております！今回も完結まで読ませて頂きたいですし、今後も他の作品が是非見たいです！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: 3a674cfdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2018年3月17日 20時
