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A「は…??」
私は自分の耳を疑った。
幸「だから、ここから出られる方法が…」
A「いや、え、あるの?!」
私は思わず絶句してしまった。
…というかそれ早く言ってほしかったけど?!
幸「言おうか迷ってたけどじゃあ脱出するか?」
A「え、そんな軽く出来ちゃうもんなの?!」
幸「そりゃあここに入ったときから練った脱出方法だから100%成功すると思うけど。」
A「いや、じゃあしようよ?!」
私がそう言うと幸也「OK」なんて言うと腕を伸ばして自分の鉄格子の鍵を簡単に開けて見せた。
私はてっきり穴を掘るとかそういう原始的な方法を思っていたためその行動に唖然とした。
A「な、なんで開くの?!」
幸「あーもう大声出したらだめだっつーの。」
幸也はそう言うと私の鉄格子の鍵もすんなりと開けてしまった。
目の前で起こっていることが嘘みたいで。
ずっと高い壁のように見えていた鉄格子がほんの数秒でなくなってしまった。
幸「んじゃ走るぞ。」
幸也はそう言うと大男が出て行ったほうではないほうのドアの鍵をまた開けてしまった。
そしてそこから飛び出すと私の手をとった。
A「わっ、ちょっと?!」
久しぶりに見た太陽に目をくらませながら私は幸也に誘われるがままに走り出した。
久しぶりに感じる風の音に私は開放感を感じた。
そして幸也はそのまま近くにある森へと駆け込んだ。
森のだいぶ奥のほうへ進んでからやっと幸也は走るのをやめた。
A「ここまでこれば大丈夫だよね…」
私が少し息を切らしながら安心していると
幸「はぁ…はぁ…はぁ…」
幸也は私以上に息を切らしていた。
その息の切らし方は普通ではなかった。
A「幸也…?」
幸「だ、大丈夫。はぁ、俺、体力ないだけだからさ…げほっ」
幸也はしきりに大丈夫をくり返していた。
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大久しぶりです!!
覚えてらっしゃいますでしょうか?晴れの空です!
只今帰って参りました!!
久しぶりの更新、すごく嬉しいです!!
これからはまたしっかり更新していきます。
長い間待たせてしまい本当に申し訳ございませんでした。
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ころ嫁@クロミしか勝たん。 - え、、神ですか!? (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 桃華さん» ありがとうございます!未だにこうして作品を読んでくださる方がいるのはすごく嬉しいです。ぜひぜひまた見に来てください!わざわざコメントしてくださって本当にありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: e4780992c1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとにもう最高でした!!!最後とか感動して泣きそうになっちゃいました(><)また作品見に来ますね!! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとに最高でした…!!!もうなんか最後感動して泣きそうになっちゃいました。゚(゚^ω^゚)゚。また作品見に来ます! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!どの作品も全然更新してなくて活動停止状態で申し訳ない限りです…才能なんて私には全くないのですがこういうコメントにすごく元気付けられます…また更新できたらしたいので他の作品もよろしくお願いします! (2018年3月16日 1時) (レス) id: e35424cf3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時:2015年3月13日 20時