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『うっ…ぁっ』
少年は静かに涙を流していた。
部屋の隅に座り込んで頭を抱えていた。
『一人？』
夏の暑い日のこと。
太陽が容赦なく照りつける砂場で彼らは出会った。
『ううん。パパとママがいるよ。』
そう少年は答えた。
『あ、そっかぁ〜パパとママ好き？』
『うん。だーいすき。』
少年はいい顔で笑った。
『じゃあ二人が来るまで私とお城作ろ！』
『うんっ』
二人は家も近かったせいもあり、どんどん親しくなった。
『♪〜♪』
『ねぇ。叶多君って歌が好きなの？』
『そうだよっ、ママが教えてくれたんだ。』
少年はいつも歌っていた。
少年が奏でる音は綺麗で滑らかだった。
『私も歌上手くなりたいなぁ…
友達がね、私が歌うとすぐからかうんだよ？！』
『そんなにダメなの？』
『う、ううん！そんなことないもん！』
顔を真っ赤にして言う少女を見て少年は笑った。
そして二人は同じ小学校へと入学した。
同じクラスということもあって
より、二人の仲は深まっていった。
そんな時。
『やめてっ…やめてよっ…！』
少年は泣き叫んだ。
『うるさい…こんなのなんかっ！！』
ﾊﾞｷｯ
『なっ…皆、何してるの？！』
少女が見たのはひどい有様だった。
『こいつが悪いんだ…
Aと仲良くしてるからっ…』
『郁斗っ…何で…』
少年は我慢できなくなり、その場を逃げ出した。
少年が握り締めていたのは二つに割れたリコーダーだった。
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晴れの空(プロフ) - ♪snow♪さん» ぜひ生き抜きになれれば嬉しいです♪ なるべく更新速度が安定するように頑張ります！ (2015年3月2日 17時) (
レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
♪snow♪ - はい！息抜きに読ませていただきます！(笑) (2015年3月1日 1時) (レス) id: 2db66eacec (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - ♪snow♪さん» ですね…！つづきを書きたいのは山々なんですかしばらくお休み頂きます。すみません！！ そうなんですか？！受験生大変ですよね…私も来年が怖いですｗ楽しみにしてくださってるなんて嬉しいです！こんな作品でよければ息抜きに使ってくださいｗこれからも頑張ります！ (2015年2月15日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - azusaさん» でも６−２で４時間も頑張ってる！！ｗすごい！歳よｗ歳ｗほんと困っちゃう…ｗ同い年だけどねｗ精神的に私の方が年上ｗ私一人で充分！azusaは私の文まで生きて…ｗｗ うんｗ寒くて死にそうだけどｗｗうんー！頑張るね！ (2015年2月15日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
♪snow♪ - 急展開ですね･･･！私、今中3で受験生なのですが、晴れの空さんの作品毎日見てますね(笑)勉強しろよ！って、自分でも思っているのですが･･･(笑)。これからも楽しみにしています！ (2015年2月14日 14時) (レス) id: 3d36284e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2015年1月25日 11時
