●161話● ページ23
はるきside
こうなることなんてとっくの昔に予想はついていた。
は「……」
だから特に焦る必要はない。
計画だってずっと立ててたし…
何よりこの俺が翔なんかに敵わないはずない。
は「俺は、神座宮家の唯一の後継者なんだ。」
後のいる翔より俺はずっと重いものを背負ってきた。
「はるき様。もうすぐ着きます。」
は「…ああ。」
俺は組んでいた足をおろして近くにあるカバンを持った。
一度諦めたものだけど。
もう、諦めるのなんて御免だ。
__________________俺はAが欲しい。
それだけだ。
は「…翔のくせに意外といい屋敷だな。」
俺はでかい屋敷の前に立ってつぶやいた。
使用人はすぐに帰らせたため、気づかれてはいないだろう。
正面から入りたいところだが…
最初に翔に気づかれたらだいぶ面倒だ。
は「っし…」
俺は塀をよじ登ると窓から中をのぞいた。
はたから見たらものすごく不恰好だが仕方ない。
そんな時だった。
ガタッ
そんな音がして俺が窓が開いたことに気づいた。
「わぁ…すっごい空気綺麗…」
そう言い窓から身を乗り出している凛とした横顔が
俺の目に写った。
は「A…」
俺の最も欲す人物がそこにいた。
「A−。準備終わったら出てこいよ?」
A「うんー」
さっきの声は翔だろうか。
は「_____っ」
翔の声に応えるAの声を聞くだけでムカつく。
俺はAを止めるため、
さっきAが身を乗り出していた窓に入ると
A「えっ…?!」
驚いて目を見開くAに飛びついた。
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晴れの空(プロフ) - ちょこらさん» こちらにもコメントありがとうございます!!そしてこの作品も最後まで…ありがたいです!続きの方考えてみるのでまたできるまで時間はかかりますが待っててくださるとありがたいです!これからもがんばります!! (2017年2月23日 18時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - yuriさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!!わかりました!また明日から更新再開させていくので他のが落ち着いたら続き書いてみます。貴重な意見本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年2月23日 18時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこら(プロフ) - 面白くて独占王子最後まで読みました!!最後に長男君の気持ちが変わっていくところが私は個人的に一番好きです!!ちょっと続きがみたくなっちゃいましたw!忙しいかと思われるのは山々なんですが、これからも頑張ってください!応援してます! (2017年1月13日 19時) (レス) id: ec9cb928d4 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 独占王子を最後まで読ませて頂きました。番外編として、長男くんとの別荘生活と今後の日常生活も書いて頂けると、とても嬉しいです。他の作品の制作などお忙しい事は承知しております故、そちらが一段落してからで構いませんので、宜しくお願い致します。 (2015年7月9日 7時) (レス) id: 094bb1079f (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - MomoKAa!!!さん» 最後まで…!ありがとうございます!光はほんと姉思いですからねー私もこんな弟欲しいですw よかっただなんて…!嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年1月7日 12時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時:2014年9月13日 15時