●155話● ページ17
翔「やっと着いたか。」
「はい。着陸致します。」
パイロットの声が耳に届く。
A「……」
あれから私は口を開かずにいた。
なのでヘリには無言の重苦しい雰囲気が漂っていた。
翔「A。落ちる準備しろよー。」
____________落ちる準備?
私は頭にハテナマークを浮かべた。
え。もしかして着陸するって…
私達が落ちて地上に着陸するってこと…?!
翔「よし。A。もう一度言うから覚悟しとけ。」
A「わ、私も言いたいことあるから言_____」
私がそこまで言い終わらないうちに私は翔に手を引かれ、
ヘリから真っ逆さまに落ちた。
翔は私の手をしっかりつかんでいた。
そして私と向き合う形にする。
着陸地点はまだ見えない。
翔「一度しか言わねぇからよーく聞けよ!!」
翔はいつもより大きな声で言う。
翔「お前には!俺だけだから。
お前を俺なしで生きられないようにしてやるから!」
A「翔…っ」
翔「それだけ俺は…お前のこと愛してるから!
愛がないなんてもう神座宮にも誰にも言わせねぇから…!」
翔がこうして想いを必死に伝えてくれてるんだから。
A「っ…!!」
私も、私も言わなきゃ。
どんどん落ちるにつれて着陸地点が見えてきた。
たくさんの使用人と大きな衝撃を吸収するバルーンのようなものが見えた。
A「ごめん!私…
もう、翔無しでは生きられなくなっちゃったと思うよ…!」
翔「………はぁっ?!」
すると私達は大きなバルーンの上へと無事着陸した。
ほっとしたのも束の間。
すぐに起き上がった翔に、私は温かいキスをもらった。
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晴れの空(プロフ) - ちょこらさん» こちらにもコメントありがとうございます!!そしてこの作品も最後まで…ありがたいです!続きの方考えてみるのでまたできるまで時間はかかりますが待っててくださるとありがたいです!これからもがんばります!! (2017年2月23日 18時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - yuriさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!!わかりました!また明日から更新再開させていくので他のが落ち着いたら続き書いてみます。貴重な意見本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年2月23日 18時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこら(プロフ) - 面白くて独占王子最後まで読みました!!最後に長男君の気持ちが変わっていくところが私は個人的に一番好きです!!ちょっと続きがみたくなっちゃいましたw!忙しいかと思われるのは山々なんですが、これからも頑張ってください!応援してます! (2017年1月13日 19時) (レス) id: ec9cb928d4 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 独占王子を最後まで読ませて頂きました。番外編として、長男くんとの別荘生活と今後の日常生活も書いて頂けると、とても嬉しいです。他の作品の制作などお忙しい事は承知しております故、そちらが一段落してからで構いませんので、宜しくお願い致します。 (2015年7月9日 7時) (レス) id: 094bb1079f (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - MomoKAa!!!さん» 最後まで…!ありがとうございます!光はほんと姉思いですからねー私もこんな弟欲しいですw よかっただなんて…!嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年1月7日 12時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時:2014年9月13日 15時