●94話● ページ47
由宇「ああ見えて城崎は執事長だったんだよ。」
え…し、執事?!
A「城崎さんが?!」
由宇「うん。」
私は頭がくらっとするのを感じた。
…城崎さんが執事とか想像つかなかった。
由宇「城崎は優秀でね。…お母さんの側近に置かれていたんだ。」
お母さんって。
A「美和子さん?」
由宇「あ。知ってたんだ。お母さんのこと。」
由宇はそう言うと深いため息をついた。
由宇「まあお母さんと言ってもあんまり知らないんだけどね…僕も。」
A「え?お母さんを知らない?」
由宇「うん。僕達の前にもあんまり姿を現さないし。」
子供の前にも姿を現さない…?
A「病気か何かで…?」
由宇「いや?元気だよ。ただ…そう、子供に興味がないんだよ。」
A「興味がないって!そんなことあるわけないよ?!」
私はつい声を張り上げてしまった。
慌てて口をふさぐ。
由宇「Aって…すぐ熱くなるんだね。」
なんて言って由宇は笑う。
A「だ、だって…」
由宇「そういうAがほんと僕、好きだな。」
そうさらっと言い出す由宇。
そういうこと言わないの!と私は顔を赤くして叫ぶ。
なんか由宇ってときどきあざといよなぁ…
と私は思う。
由宇「僕は…お母さんみたいな人をお嫁さんにはしたくない。」
A「由宇?」
そう言うと由宇はいきなり私にせまる。
私も慌てて後ずさった。
由宇「だからAがいい。Aが欲しいんだよ…」
そう言う由宇の言葉は心からの叫びみたいで。
私は拒むことができなくなっていた。
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晴れの空(プロフ) - 魔女猫さん» ありがとうございます…!!一話しか更新できなくて本当にすみません…宿題、頑張ります!!更新も出来るときには二話更新するので!頑張っていきますね! (2014年8月14日 10時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
魔女猫(プロフ) - おもしろくなってきました 宿題頑張ってください!楽しみにしときます (2014年8月14日 9時) (レス) id: df36bf6491 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - ス〜♪さん» うきうきだなんて…!!ありがとうございます!!全然駄文ですからね?!まだまだ成長が必要で…wそうなんですか?!同い年…!!めっちゃ親近感わきますね♪← (2014年8月14日 0時) (レス) id: e82e5937c9 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - ともさん» そうなんですか?!美和子ちゃん…私も会ってみたくなっちゃいましたw本当ですか?!ありがとうございます…!!これからも頑張っていきますね!! (2014年8月14日 0時) (レス) id: e82e5937c9 (このIDを非表示/違反報告)
ス〜♪(プロフ) - だいぶ面白くなってきて毎日うきうきわくわくですwwこんなすばらしい文章で中2なんですか?実は私も中2です! (2014年8月13日 17時) (レス) id: 2c912876dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時:2014年7月25日 9時