独占王子。２[名前変換オリジナル]

●８１話● ページ34

和瑳「送らせてくれたっていいでしょうに。」



A「いえいえ！お断りいたしますっ！」



和瑳と話していると本当に心臓に悪い。



いきなりキャラとか普通に変わるし…ね…





A「今日は本当にご迷惑をかけました。」




和瑳「だから私には別に迷惑はかかってませんよ。」



A「じゃあ…敦さんとかあと翔様とか…
使用人の方々にも謝っておいてくれませんか？」




和瑳「はい。わかりましたよ。そんな詫びはいらないと思いますけどね。」




なんて言い笑う和瑳。




A「あ、あの…和瑳様。」




私は恐る恐る切り出す。




A「最近、私への態度が変わりましたよね？
何か…あったんですか？？」





すると和瑳は無表情になった。




私がびくっとすると彼はまた笑った。




しかし…さっきとは違う黒い笑みで。





和瑳「さぁ…何があったんでしょうね？」




和瑳はその黒い笑みのまま私に近づき、大きなドアに私を押し付ける。




この兄弟はどんだけ壁ドン好きなの？！




なんてのんきに思ってる場合じゃなくて。




和瑳「そんなに知りたいんだったら教えてさしあげますけど？」




A「け、けけ結構ですっ！」




私はめっちゃ噛みながら断る。




和瑳「別に遠慮などしなくてもいいのですよ？」




和瑳はそういいながら私の髪を一房とってキスを落とす。




こんなことされたの初めてで私は顔を真っ赤にした。



すると和瑳は




和瑳「そんなに嬉しかったのですか？これ。」




なんて言うため私は何度も首を横にふると





A「し、失礼しますっ！！」




なんて言い御門家を飛び出した。

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