Ｌｉｅ ｌｉｆｅ. [名前変換オリジナル]

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俺には大きな秘密がある。




誰にも言えない大きな秘密。






母「A。早く準備しなさい。」




A「あぁ。」




短髪で鋭い目つきの俺は………男だ。




そうみんなには見えるはず。





母「今日も気をしっかり持ちなさい。＿＿＿＿＿＿男ということを忘れずに。」




A「わかってる。……わかってるよ。」




俺はそう何度もうなずくと家を出た。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿俺は女だ。




でも男として生きている。



容姿も、性格も…全て男として持っている。




そういうふうに育てられてきたのだ。




だから自分も物心がつくまでは自分を男だと思い切っていた。




それに今さら女としてなんて生きていける自信がないんだ。







「おはよ。Aっ」




そう元気よく言ってくるのは…




A「麻貴。」




麻貴「えへへ。おはよ〜」




和やかな彼女の名は川江麻貴。




中学生の時に知り合った同級生だ。




麻貴「ねぇっ。今日の数学って宿題あったっけ？」




A「あったよ。もしかして麻貴…」




麻貴「やって来てない〜っ！」




麻貴はそう言いうなだれる。




麻貴「宮沢先生怖いんだよね…宿題忘れると…」





そう言いため息をつく麻貴に仕方なく俺は言う。




A「教室着いたら見せてやるから。」




麻貴「ええっ？！マジで？！ありがとーっ！！」




そう言いさっきから表情が一変する麻貴は…




なんだか忙しい奴だ。

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