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#58話# ページ10

競技が始まると私達応援委員は特攻服に着替えた。


ぶかぶかの特攻服は袖を折り曲げないと手が出なかった。



着替え終わって外に出ると…



瑞樹「お。女子は皆着替え終わったか?」



そう聞いてくる…特攻服姿の瑞樹。



私は思わず赤面してしまった。



…なんか違う瑞樹を見れた気がして。



瑞樹「それよりお前…本当にちっさいな。特攻服、ぶかぶかじゃねーか。」



A「し…仕方ないでしょ?!一番小さいサイズがこれしかなかったんだし。」



私はそう言い訳をした。




瑞樹「よし。じゃあ応援委員出動だ!!」



「おーっ!!」



私と瑞樹が先頭で応援委員は校庭に入場した。



みんな私達に注目していた。



みんなそれぞれの配置に着くと…



瑞樹「押忍!!」



瑞樹の掛け声で応援は始まった。



私達の応援歌に乗せて生徒達の応援の声も熱くなった。



私も昨日たくさん練習した成果を発揮し、ほぼ完璧にできた。



応援の競技が終わると私達はすぐに校庭から退場してまたジャージに着替えた。



とにかく特攻服は重くて、暑いのだ。



私は着替え終わると教室から出て風に当たる。



すると…



瑞樹「結構疲れてんな。真面目ちゃん。」



そう声をかけてきた瑞樹はそのまま私の隣に立った。



A「はぁ?バカにしないでくれる?私だってまだまだいける。」



瑞樹「へーえ?」



そう言う彼は…全く信じていないご様子。



イライラしながらも私は汗をぬぐった。



…そんな時だった。



〜〜♪




出た。あの着信音。



私はまたイラッとしながら隣を見る。



するとどうでしょう。…やっぱり…



瑞樹「…お。」



そう声を上げる瑞樹の姿。



見飽きたけど…やっぱり未だにイラつきはなくならないものだ。



A「…彼女さんでしょ?なんて?」



私がそっぽを向きながら聞くと



瑞樹「ああ…どうやら応援に来るみたいでさ。もう、すぐ側にいるらしい。」



………はぁっ?!




また私のイラつきメーターがアップした。

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晴れの空(プロフ) - マグさん» 了解しました。投票ありがとうございます♪ (2014年4月9日 22時) (レス) id: fa5dcd8483 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 錦戸∞バル子さん» 了解しました。投票ありがとうございます!! (2014年4月9日 22時) (レス) id: fa5dcd8483 (このIDを非表示/違反報告)
マグ(プロフ) - 恋愛系でお願いします (2014年4月9日 20時) (レス) id: 9534c871dd (このIDを非表示/違反報告)
錦戸∞バル子 - 吸血鬼でお願いします! (2014年4月9日 20時) (レス) id: 7ce62fa2ee (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りこさん» 了解しました!!投票ありがとうございます♪ (2014年4月8日 18時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年3月29日 17時

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