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いつものように園庭に足を踏み入れる。


海人はどこかな…と探していたら、かわいい海人が一生懸命低い遊具を飛び越えているのが見えた。


海人!と声を掛けようとした時、海人のそばにいた、先生にしては多少派手な髪色の人が



「海人!その調子!しっかり足の先まで上げて!」
と言っているのが聞こえた。



何かの練習かな?と、邪魔をしては悪いので
黙って立って見ていると


その人は私がいると思わなかったのだろう、



私の姿を見ると
「おわっ、びっくり!!」
と、ひっくり返ってしまった。





それを見ていた廉君から
「紫耀センセ、ここでジェットコースター乗らんで。」
と突っ込まれていた。







すみません…と言おうとして、目があった。









時が止まった。









あの人の目に、吸い寄せられる。









あの人も、私を見て、固まったままだ。






動けない。何でだろう。


お互いそのままの姿勢でどのくらい時が経ったのだろう。






「どうしたん?海人の母ちゃんと紫耀センセ。」
という廉君の一言で、我にかえった。









A「あの…海人のお迎えに来ました…。」

俯きながら言うと

「…ああ!海人君ですね、ご苦労様さまです。」

とその人は言い、

「海人鞄持ってきな。」

と海人に告げた。




海人が荷物を取りに行く。



それを追いかけて、「ありがとうございました。」とだけ伝え、




私も保育室へ向かった。









さっきの、電流が流れているような感覚は

一体なんだったのだろう。









分からなくて不安になり、



その日はいつもよりも、海人の手をきつく握って


帰路に着いた。

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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます!始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします!コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
- 良かったです!紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ?もいいなぁって思いました!おまけもホッコリして…ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます!私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月26日 16時

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