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その日は残業になってしまい、海人のお迎えがいつもより遅くなってしまった。
暗くなってしまった住宅街を、走って保育園まで行く。
ここまで遅くなってしまい、私も焦っていたせいか、ちょっとした段差に気付かず、つまずいて転んでしまった。
A「いったぁ…」
起き上がろうとして、膝から血が出ている事に気がついた。
この年で、転んで膝を擦りむくなんて。
はぁ…とため息が出そうになって、慌てて気持ちを切り替えた。
とにかく海人のお迎えだ!
そこへ
「…大丈夫ですか?」
と声がした。
転んだところを見られていた事に恥ずかしいやら
人がいた事にびっくりするやらで、
私は俯きながら小さな声で
「はい…大丈夫です。」
とだけ言って、その場を立ち去ろうとした。
すると声の先の人は
「えっ、海人のお母さんですか?!」
と言うので、知っている人かと、その人の顔を見た。
目が合って息が止まりそうになった。
あの人だ…!
私は目の前の、海人の先生に見られた事に気が動転してしまい、言葉が出なかった。
「やっぱりそうだ。
うわっ、血がすごい出てるじゃないですか!
俺、手当てします。一緒に行きましょう!」
A「いや…あの…。スミマセン、大丈夫ですから…。」
声を絞り出すのがやっとだった。
「こういう時は頼ってください。ちゃんと消毒しないと膿んで後で痛いです。」
話の流れからなのか、これが先生のいつもなのか
先生は私の手を取り、引っ張って歩き出した。
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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます!始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします!コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 良かったです!紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ?もいいなぁって思いました!おまけもホッコリして…ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます!私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月26日 16時